窓を開けて見よ。風は吹いているか。

日本列島には、風力発電を稼働させて発電利用する風は吹いていない。こんな当たり前のことが、なぜ君に分からないのか。窓を開けてみろよ。風なんか吹いているか。そよ風があるかもしれない。台風じゃあるまいに、風速10mの風なんて、めったにあるもんじゃない。この事実をまず知ってもらいたい。

30年前、竹下登内閣の時、ふるさと創生金として市町村に1億円を配ったことがあった。バブルだったからね。景気がよかったんだろう。地方の自治体は、記念に金塊を買って見せたり、公園を作ったり、いろんな使い方をして人々を笑わせたものよ。その中に町のシンボルとして、風力発電を建設した自治体がたくさんあった。

ハウステンボスのような観光風車じゃなくって、今と同じデザインの風車だよ。タービンを付けて、風のないときは電気で回るようにしてあった。ところが結果は、散々な見当違いよ。それらの市町村には風なんか吹いてはいなかったのだ。回らない風車のまま、しばらくすると故障がする。ホントに故障が多かったと聞く。

維持費が嵩んだと聞いた。なんせ私は市町村をめぐる建設コンサルタントをしていたからね。あの時の担当者は今も生きているだろう。例えば、その時30才なら今は60才だ。十分に私の記憶を共有しているはずだよ。公務員とか議員さんは、実態を知っていても、何も考えない、か。それらのすべての風車はすべて撤去されている。

全くダメだったのだ。その頃からだったか、筑波市などで風力発電の実証実験が繰り返される。延々と各地で同じような大規模な風力発電を作っては壊してきた。莫大なカネの浪費よな。福島沖の実験の風車は、なんと600億円したという。そして撤去費用が50億円となっている。それなのに誰も批判しない。

すべては税金なのに、そんなもの役に立たないことは分かっているのに、国策事業として進められてきた。生研に集まった悪党たちの仕業か。政治はなぜ止めることができなかったのか。今も再エネを推進すると言っているからね。知識も常識もない、というよりアホでしかない。いや、大手企業は仕事が欲しかったのだ。

目標・目的を持った仕事を受注して、技術屋が汗をかく。結果は分かっているのにさ。私は何度かそんな連中に電話してみた。まるでヒステリックに夢中なのだ。宗教に憑りつかれたみたいだったよ。催眠術にかかったようだった。あんなに優秀だった人が、なんでまた? とエリートの脆さを見た。タダのロボットなのだった。

アホな奴よ。私の同級生には役人となった人も多くいる。そんなのでも「風力発電の被害など聞いたこともない」と言うんだから唖然とする。それが環境課のトップだからどうしようもない。私の大切な青春の思い出が、と目まいがした。それらの人は決して変な人じゃなかったのだ。それが何でこうまでカチンコチンのロボットになるのか。

彼らの狂気の原因は何なのか。学者の集会に何度か出席したことがある。「日本列島に風車を立てれば、いったい原発何基分の電気に相当するのか。その調査研究が必要だ」などと議論しているのだ。誤解、いやいや現実を認識できていない。幼稚園児の集まりの様であった。これが有名大学の教授かと驚いたものさ。

トテモ風力被害、低周波音による健康被害なんて聞き入れられる隙間はなかったよ。「低周波」という言葉はタブーになっていた。そして低周波音被害など、彼らの頭にはないのだった。私の懸命の被害説明は無駄に終わった。音響工学という。建築学で、コンサートホールの設計には欠かせない。

高度な計測器を揃えながら、絶対に風力発電の発する低周波音は測らない。測ってはならないのだ。水俣の有機水銀、福島の放射能汚染みたいなものか。全国各地で、同じ弾圧が行われている。被害を訴えるものは精神疾患のものだ。この言葉が環境省から発せられたh23年、被害者への虐待がエスカレートしたんだろう。

環境省は再エネ推進を掲げている。悲惨な行政やわな。いったい誰が風力発電をやっているんよ、と被害者は言ってきた。誰も責任を取らない。莫大なカネが動いていく。由良町で見ている被害者への弾圧のすごさよ。人々が、何でここまで憎しみをたぎらせているのかと思うと、これが人の正体なんだと思ってしまう。

心理操作だけじゃない。人、それぞれに憎しみの対象を得て喜んでいるのだ。谷口さんが亡くなった時、議員たちは手を叩いて踊って喜んでいたからね。やがてそれは地域の人、その隣の人まで同じことをやる。それを私に見せに来る。なんて嬉しいんだと。もう結構だよ。十分に分かりましたって。私一人が風力発電の真実を伝えていく。

答えは初めからある。英語で海外の風力被害を検索して見たらよい。「ドイツに習え」というのならドイツ語で調べてみたらよい。「Kein windpark」(風力発電はいらない)と検索したらどんなにドイツ人が風力反対を唱えているか分かるで。日本人がいかにアホにされているかもな。知良致。人には良心があるという。

ぜひ、何が真実なのかを知ろうじゃないか。都市伝説じゃない。風力発電の闇を暴いてやろう。あの戦争の時のように、きっと様々なウソがあふれ出てくるで。それが日本の姿なんだよ。結局、我々は簡単に騙されている、ということだ。秋の日に、真実について考えてみようぜい。なぜ騙されているのかもな。