風力発電の反対運動

世界の風力反対運動を見ながら、日本でも同じように、とんでもない方向に人々が向かっている。あの時、東伊豆町にはたくさんの野次馬が集まっていたやないか。純粋に風力発電を見に行った人もいれば、被害否定の弾圧風景を見た人たちもいた。低周波音被害者の会の窪田泰さんなんか、コテンパンに叩き出されたようだ。

最後まで怒りまくっていたよ。汐見先生は苦笑と共に何も言ってはくれなかった。それほどに国の政策として人々が転落してしまっていたのだ。風力被害の詳細な報告書も、今は誰も見向きもしない。じゃぁ、何でわざわざ東伊豆町や南伊豆町に出かけて行って、被害者宅にまで押しかけたんだい。

被害の苦しさを直接聞きながら、誰も助けることはしなかった。それぞれ各地に帰っては、相変わらず「土砂崩れが~」と繰り返しているところを見ると、な~んや、そうだったんや、と思わざるを得ない。ニセモノ、エセ、カネ儲けのネタ探し、でしかなかったのだ。

ある環境運動家はエコなのか、と繰り返し、発電効率が悪いと言葉のすり替えに凝り固まっていた。違うだろう。被害者が苦しんでいるから、被害地域の人々にあることないこと聞きに回ったんだろうが。そこには地域担当の宣伝屋が待ち構えていた。殉教者というのか、すっかり狂っているのに、ヒーローになっていたものよ。

「私たちは風力発電には反対ではありません」と。数々の名セリフを残しているから、たぶん裏方の演出家がいたようだ。何回か電話してみたけど、役場の悪さよな。私だけでなく、他の人もたくさんな問い合わせがあったはずだよ。由良町役場でも、問い合わせは一つもありません、と言うんだから、大したものじゃないか。

公務員でなくてホントによかったよ。BSニュースを見ながら、ドイツのウクライナ禍の酷さを度々見る。再エネ百パーセントはウソだったんや。それをロシアのガスが止まったとか、石炭火力が必要だとか、いろんなメルヘンを振りまいている。すべて嘘八百やで。日本の大本営発表のウソといい勝負やね。

しかし日本では誰もその矛盾を指摘しない。脱炭素なんてあるはずがないのにさ。もしガスや石油が必要なくなれば、ロシアは戦争しないよな。ロシアの攻撃は意味が通っている。持つものと、持たざる者の違いよ。ドイツの理想には付き合っていられない。

添付記事のように、ドイツにでも風力反対を強く意識しているグループが各地にあふれている。日本になぜ、こんな反対運動がないのか、それが残念でならない。のけ者にされるからか。村八分が怖いのか。由良町で、風力被害者の谷口さんらが亡くなるとき、それはもう哀れな風景だったで。こんなことでよいのか。

私一人を笑いものにして嬉しいのか。日本でも、風力発電に反対しないか。土砂崩れじゃないんやで。電気でも、脱炭素でもない。それはタダの詐欺だということに気が付こう。風力被害に怒ろうやないか。日本人にはムリかいな。ヒツジには、ヒツジの役割がある。