火山島で地熱発電をしよう。

再エネ、と言えば風力か太陽パネルのことになっている。日本全国、どこでも見かけるから嫌なものだ。すっかり嫌われ物になっている。莫大なカネが費やされているし、公害があることが知れ渡っている。twitter情報はいい加減なもので、とてもまともには見られない。それでもたまに、地熱発電の記事がある。日本は、温泉がたくさんあるからね。

しかし湯が出なくなったり、泉質が変わったりと、常にトラブルがあるようだ。富士山でも爆発したり、今のように大人しくなったりするからね。地中のことは分からない。もし温泉を地熱発電に利用したら、住民だけでなく、環境面でも経済的にも、問題が多々あるだろう。そこで地図を広げてみると、日本には火山島がたくさんあることが分かる。

三宅島のように、人が住んでいる島もある。溢れるようなエネルギー源が、日本列島にはたくさん放置されている。以前、こんな離島で風力発電やメガソーラーをやればいいではないか、と言った人がいた。なんでそんな無駄なことするんだよ、と私は思っていた。煮えたぎるマグマが近傍にある。それでタービンを回せばいいじゃないか。

電気はそのまま運んでもいいし、水素やアンモニアNH₃にして利用を考えてもよい。タンカー一隻をプラントにすれば、台風の時などに避難できる。日本の技術屋はこんな時、素晴らしい技術開発を発揮する。あの黒部ダムでも、すごかったでしょ。映画にもなった。私は土木技術者なので、日本の海洋土木が世界で最先端だと思っている。

火山島に付ける桟橋、掘削技術、発電土木、どれをとっても待ってましたとばかりに始められる。火山島の発電で、日本はエネルギー大国になる。それに比べて自然の風とか太陽光とか、なんと希薄なことよ。せっかくの樹木を根こそぎ剝いで、延々と太陽パネルを敷き詰める。巨大な風力発電が林立して有害な低周波音を充満させる。

狭い日本の国土には無理なのだ。その点、火山島には人はいないし周囲は絶海の孤島だけ。日本が海洋国家で良かったやないか。ただ、政治や行政には利権があって、公害があっても、環境破壊があるからこそ、カネになって職にありつける。火山島の利用はまさにイノベーション、革新的な事業になる。

環境省などは間違いなく環境問題だ、なんて倒錯した意見になる。再エネ利権は大きいからね。火山島の地熱発電に希望を抱かないか。日本の未来を変えられるで。日本火山発電学会とでもいおうや。