健康被害の隠ぺい大会

日本だけ「Stop wind turbines」の言葉がない、と書いてきた。h24年に、環境運動家やジャーナリストが由良町に押し掛けた時、「どんな被害があるんですか?」とともに、すでに各地で同じ被害模様を見て来た話を聞かされた。じゃあ、なんでその人らは被害者を助けようとしなかったのか。風車なんかボタン一つで止まるのだ。

それに風もないのに風車が回っている。デモンストレーションで電気仕掛けで回しているだけだ。だから余計に騒音が酷い。彼らは最初から分かっていた。いや、被害があるからこそ様子を見に来たのだ。あたかも心配する風を装ってだよ。中には汚い捨て台詞を私に投げかけていく記者もいた。私のことをトンデモ発言だと言うのだ。

一旦建設されたら止められない、と言うのだ。行政や政治はまったくひどい有様であった。今もそれは変わらない。被害を訴える谷口さんらが亡くなり、やがて被害感のない人たちがガンや脳梗塞で死んでいく。もちろん気が付いている人はいる。

Pathway to diseaseとオーストラリアで判決されて、低周波被害が、実はいろんな疾患を引き起こして取り返しのつかない結果を見せていることも分かっている。由良町で見てきたとおりだ。個人病院が二つ、21基の風力発電を見渡すところにある。どんな健康被害があるかなんて、その田舎医師は十分わかっている。

ただし金儲けのダシとしてだ。和歌山市の汐見文隆医師は彼らに「キサマニ医師の資格はない。医者なんか辞めてしまえ」と怒った。人の不幸をカネにして生活していたからだ。医者の倫理とは真逆だから。外因性の疾患なんだよ。私が長岡技大を卒業したs58年頃、水俣病と、香芝高架橋の低周波訴訟があった。

たまたま、どちらの関係者とも話ができたので、公害の中身の社会性、というか人間の営みのアホらしさに触れていた。それが40年後の今、こんなにも私を苦しめている。当事者になったらエライことだ。国を挙げて被害者は叩きまくられる。水俣でも福島でも、見ているでしょ。風力発電の低周波被害でも、まったく同じことが繰り返される。

「被害を訴えるものは精神疾患のもの」こんな断定が書かれているのに誰も抗議することはない。ジャーナリストも環境運動家も大喜びだよ。これが日本の姿になっていた。国連のグレタさんに勝てなかった。まるで教祖の様にして、温暖化だ、脱炭素だと受け売りの言葉を繰り返す。STOP(止めろ)の言葉は日本にはない。

集団催眠術、情報統制、言論統制、組織的な弾圧、北朝鮮みたいやないか。由良町ではインターネットを使う人はほとんどいない。メールとか買いものとか、光熱費の支払い程度だ。「風力発電の被害」なんて検索する人は誰もいない。それなのにこのページのことを由良町の人はよく知っている。それは常に情報を入力されているからだ。

心理操作だ。ロボットにされて喜んでいる。「ワシらは何でも知っているんや」とさ。笑えるやないか。これは被害地特有の地域対策なんだが、被害者でさえ、ご自分で情報を検索して調べて、どう判断するか、そんな気配はどこにもない。被害を訴える私を嫌悪し憎悪の塊に凝り固まっている。糞の塊になって臭いことよ。

「私たちは風力発電には反対ではありません」とお決まりの言葉を繰り返す。もう虐待されたから、とは言わない。人は、いつしかこんなにも転落して、人としての尊厳を見失ってしまうんやね。恐ろしいことだよ。h24年ごろに、早くに亡くなった被害者の方がまだ感情を持って苦しんだ分、人間らしかった。

破壊された、と言うのか、崩壊したのか、地域社会はボロボロになって崩れていく。50年前の子供時分、もう昔のような人間関係は無い。水俣や福島でもそうでしょ。各地の被害地でもな。新しい人。よかったら悪魔に魅入られた日本に立ち向かわないか。正義の旗を立てようじゃないか。任重くして道遠し。やりがいはあるはずだ。