ドイツに習え、と言っていたのに手のひら返し

節操がない、とはこういう記事だろう。これまで紹介した産経の御用学者の記事は散々にドイツ礼賛、再エネ推進の言葉にあふれていた。じゃあ、この記事は何を意味するのか。実はドイツの危ういエネルギー政策を知った上での宣伝文句だったのだ。責任も何もないわな。

ドイツは原発を廃止しながら、フランスの原発の電気を買っている。ドイツとフランスは歴史的に犬猿の仲だから、日本人には分からない闇がある。すべては戦略だ。「ドイツ人ってヘンでしょ」ラテン系は、大体そう思っている。産経ではドイツの風力反対記事を載せることはない。

当然、なんで彼らが反対だ、STOPしろ、と言っているのか伝えない。必要な情報を伝えない。都合の良い片面の真理だけを利用する。詐欺の典型だ。その上で原発だ、と言うんだから宣伝新聞でしかないことを証明している。倫理感覚はないのか。誰も冷笑しないのか。

批判することを無くした日本人のさびしさよ。政治は、我々民衆の反映だ。これまでの歴史で、何度となく体制を刷新してきたではないか。こんな無責任な政治や行政は止めようぜい。コロナ禍や再エネ被害は、転換のきっかけになるで。本当のことを知ろう。道徳や倫理観を取り戻そうや。