なぜ風車病を否定するのか。

h23年11月末、私が初めて畑地区の谷口さんから悲鳴のような電話をもらって駆け付けた時、東伊豆町や伊方町の人から届いた資料がドッサリと積み上げられていた。手紙も読んでみろ、と勧められたけど、他人の書簡を見る趣味はない。当時、風力被害の人々はそうやって全国に被害情報を発信していた。

インターネットにも記事として、たくさんアップしていたことを覚えている。同時に、環境省の報告書も有名であった。不思議なことに、被害者たちは一様に「環境省がこのまま放っとくはずはない」と社会正義を信用していたことだ。

環境運動家たちも、環境省の出方をよく見ておくように、と言っていたし、まずは読んで理解しろ、と楽観的に笑っていた。私はたまたま企業の技術開発部にいたこともあって、資料や論文の読み込みに慣れていた。低周波被害を訴えているのに、その内容は明らかに被害を否定している。

h23年度の報告書には悪名高い「被害を訴えるものは精神疾患のもの」との記述まである。ここまで書かれてはもはや信頼とか、被害を訴えるとかいうレベルではなく、明らかに加害者の側に行政が立っている。水俣病の時と同じだ。東伊豆町で風力被害の調査報告書を取りまとめたのは技術屋さんで、被害者ではなかったと聞いている。

私と同じような職業だったので、さすがに上手く纏めているなと感心した。しかしh20年には何があったのか消息が消えていた。汐見先生や窪田泰さんが伊豆から追放された時だ。やがて伊豆の自称被害者は「私たちは風力発電には反対ではありません」と言っていた。地域対策でコテンパンにやられたのだ。

前ページに書いたように、風力被害を訴えると大変な弾圧に遭う。私も被害者から依頼されつつも、次第に当の被害者から憎しみの声を何度も聞かされて追放されていた。同じことが東伊豆町でもあったんだろうと推測している。南伊豆町ではボロクソにやられたらしい。何度か被害者に手紙を出したが既に転居していなかった。

添付の環境運動家たちはその後、全国の風力運動に関わっていく。私が指摘したように、各地の自称反対運動では「風力被害とは土砂災害だ」と言っている。面白いじゃないか。そして彼らは伊豆でも、土砂災害の話が無くなったので避難した人たちも帰りつつある、というのだ。いかに彼らが真逆の宣伝マンになっているか分かるだろう。

彼らは、各地で、被害地に出かけては風力被害を否定している。「更年期障害だ」、「町長の言うことが正しい」と。この10年、同じ言葉を繰り返している。報酬があるんだろうね。被害者が苦しみ死んでいく様子を見ているのに、それが面白いんだろう。重症の被害者ほど、精神が転倒して、藁にでも縋りたい思いでいる。

それが面白いのだ。前記の谷口さんがガンになり、亡くなった時の彼らの喜びようよ。議員たち、職員たち、そして地域の百姓連中まで笑って喜んでいた。なかには手を叩きながら踊って見せる議員がいたものよ。可笑しいではないか。そして畑地区でも私の風力裁判が面白くてならないのだ。この破滅的な驚きは何だろう。

本来、自然環境を守りましょうという人たちが、風力被害に限っては被害者を弾圧して喜んでいる。日本の野鳥の会を見るがいい。海外のそれとは正反対でしょ。アセスで儲けているんやね。弾圧の主体が、風力業者ではなく、自然保護団体とか、地域の人々とか、行政が被害者を個別に虐待して消し去っていた。奇妙な虐殺事件だよ。

それをみんなで笑いものにするんだから完璧な地域対策を見るのだ。まさにカタストロフィよな。考える会の悪党たちは全国でそれを見ているはずだ。それが彼らのモチベーション、可笑しさよ。それでもな、私はどこかに人材はいるだろうと思っている。風力発電は国家犯罪で仕組まれた詐欺だ。こんな汚いワナにまみれて、騙されているだけの日本人であるはずがない。

答えは初めからある。インターネットで英語やドイツ語で検索して見ればすぐに済むことだ。真実の世界を見ようじゃないか。日本人がいかにアホにされているか、よく分かるで。