カジノ、バクチ場の建設は反対だ。

各地にカジノを誘致する計画があって、それぞれに反対賛成と賑やかにやっている。場外馬券売り場を見るだけで、バクチが人をどれだけ変貌させるかが分かるだろうに。昔、建設現場にいたから、周囲の作業員に合わせて私も馬券を買って楽しんだ記憶がある。それはそれで気晴らしの遊び心であった。誰も当たらなかったけど。

しかし外人さんを呼んできて、大規模なバクチ場を建設するなんて、それも多くの一般住民が住んでいる真横でだよ。普通は「止めてくれ」と言うだろう。ところが由良町をはじめ、近隣の市町村はこぞって「カジノ建設の請願」を政府、各省に提出している。当時、反対する者は誰もなく、私一人であった。風力発電の被害でも、議員たちは被害者を無視して、被害を否定した。

なんでやろ? 私はそれが不思議でならないのだ。記事には「市議会は態度を決めていない」とあるが、それは違う。行政も議会もカジノ建設推進でまとまっている。去年から、和歌山でも、何やら政治結社のような団体が「カジノ反対」と言って街宣活動を始めていた。議員さんは誰もいない。活動費は、いったいどこから出ているんだろうと思ったものよ。

私なんか全部自腹だからね。それで徹底した弾圧を受けてやられるんだから、政治結社の背景がうらやましい、というか、なんか意味があるんだろうと思っている。例えば、各地の風力反対なんて言うグループはトリックでしょ。かなり悪質だから、カネの流れに悪党が群がっているのが分かる。

.かつてこの地域は石油コンビナートの公害が酷くて、よくもまぁ、こんな所に住んでいるものよ、と思っていた。そんな我慢強い人たちが今、こんな市民団体として「カジノ反対」だと言って声を上げようとしている。誰かさんに唆かされたんだろう。政治はまったく役には立たない。行政は大企業と一体だ。

そこに暮らすために、いったいどれくらいの試練がいるのか、じっくりと味わうがよい。その近くの海南市、下津町では、風力発電の低周波被害に追われて自宅や蜜柑畑を追われた被害者がいる。誰も助けるものなどいない。笑いものにして喜んでいるだけだ。弾圧の声だけが声高に叫ばれている。ディストピア。息が詰まるような空気よ。