風力発電の被害に立ち向かえ。

石狩や山形、秋田など、各地で、いよいよ風力発電の運動が佳境に入っているみたいです。その地域の人で、たぶん学歴もあり、活躍しようとしている人がいたんですが、低周波測定器を準備して、本格的に何が被害の原因か追究する計画だったようです。ところが測定しても一向に成果が上がらない。

学者はだしで専門的な知能はあるらしいのに、卓越した被害成分が分からないという。もちろん小林先生や汐見先生の論文は読んでいるし、手本というか、マネをすれば良いだけなのにそれができないらしい。アホかいな、と思っていたら、とうとう低周波音をいくら測っても被害の証明にはならない、解決にはならないと結論したらしい。驚いた云いようよ。

それほどに彼らは追い詰められて自由を奪われているんでしょう。何のために風力発電に反対するか。そのためには今ある被害の原因を科学的に証明してメカニズムを見せるしかないのにね。海外の論文を読んでも分からないらしいのです。よくもこんなので有名大学が通ったものよ。あるいは堂々巡りで、思考を奪われて奴隷になっているんでしょう。

他の地域でも大体がそうですから。もうすぐ彼らは海と山々に風力発電が建設されて、何が起こるのかを目の当たりにするはずです。既に被害者がたくさんいて苦しんでいるのに、アホな人々の勘違い、思考停止の地域政策にやられているようです。これが海外の風力反対運動と違うところかな。

以下、小林先生からのメールです。

小林先生からのメール

彼らは、研究の方法論がわかっていないんでしょうね。おそらく環境省の参照値を見て、それと自分の測定値を比べたってなにも出てきませんよ。参照値が間違っているんだから。研究方法にはいくつかあります。

1) 多数の人のアンケートをとって、統計的に、低周波音被害を感じる人の%が、低周波音レベルの高い場所で多いことを示す。いわゆる「疫学的研究」をすることです。

2) あるいはSaltのように、音響生理学まで立ち入って、どういうメカニズムで(少数の)被害者はつらいのかを解明する。これは医学畑まで立ち入らなければならないので、勉強もいるし、実験装置も手元にないでしょうね。

3) 関連分野の外国文献をたくさん読んで、自らの測定結果と対比する。

一番手っ取り早いのは、由良さんのHPを見ることでしょうね。上記3つの方法論が全部紹介されているでしょうから。環境省を盲信していたのでは何も出てこないでしょう。