風力反対の皮をかぶった弾圧の仕掛け

h23年12月から風力発電の被害を訴えてきた私には、各地から様々な環境運動家たちが訪ねてきた。風力計画に反対したい人もいて、ずいぶんと活躍して成功した人もいる。大体は音沙汰なしとなるか、「我々は土砂崩れが心配なんだよ」と吐き捨てることになったものよ。由良町の風力被害に協力してくれる人は誰もいなかった。

私を散々叩きのめして笑う人はずいぶんいたものだ。この記事には九州にたくさんの風力計画があって、何やら反対したいようなことが書かれている。もう一つの山口県の記事にも、同じ書き方で、やはり「土砂崩れが心配だ」と書いてある。アレ? おかしいじゃないか、と思わないか。

これまで東伊豆町、南伊豆町、下津町、由良町などの全国の風力被害地で、被害者は何に苦しんで死んでいったのか、大切な畑や自宅を捨てて、なんで引っ越していったのか、その理由は汐見文隆医師、Nina Pierpont医師らによって、世界中に発信されている。九州にもこれまで風力発電の低周波被害があることが記事になって拡散されているやないか。

それが何で土砂災害なんや。洪水が心配なら河川局の仕事だろう。つまり、風車病に苦しむ被害者を否定して迫害するためのトリックなのだ。もちろん風力計画地の人にとっても、できれば風力発電なんか遠慮したいと思うだろう。それを言葉をすり替えて、「土砂災害」と言うからにはコンクリート工事をしてください。

地域整備にお金を使ってください。という下心、阿りがあるのだ。汚い策略よ。h30年だったか、オーストラリア裁判AATではPathway to disease(病気になる)と判決した。由良町でも谷口さんら被害者たちはガンになったり脳溢血になったりと、苦しみながら死んでいっただろう。それを人々は手を叩いて笑ったのだ。

被害者への弾圧、水俣病と同じやり方だった。他の被害地でも大体同じだろう。汐見先生や識者の書いたものを見ると、被害感覚はなくとも、20~30%の人は何らかの影響を受けるだろうと記している。実際、私はそんな人を何人も見て眉をひそめたものよ。かわいそうに思ったけれど、本人が分からないんだから仕方のないことだった。

もし、当人がそんなこと言おうものなら、いきなり弾圧の嵐が襲ったことだろう。泣きながら私に掴みかかってきた人がいたからさ。たくさんの虐待行為があっただ。騙されてはならない。私がこういっても、もう誰も耳を貸すまい。歴史は繰り返す。蛮社の獄、安政の大獄、その次が桜田門外の変、大塩平八郎の乱、まさかな、ということが繰り返されてきた。

風力発電はただのまやかしだ。目的は他にあるだろう。誰もまだ風車に隠された闇に気付くことはない。「被害を訴えるものは精神疾患のもの」こう言い切る国策こそ、破壊的やな、と分かるはずなんやけどな。