風力発電の低周波を測定してみよう。

風車病、低周波病症候群は外因性の疾患である。風車から遠く離れると、その辛い症状は消えてなくなる。たまに旅行して、ホテルで気持ちよく眠れるのはそのせいである。私なんかは新幹線に乗ってしばらくするとすぐに寝入ってしまう。それほど安眠に飢えているのだ。由良町だけでなく、各地の被害地にいるだろう被害者たちも、同じ苦しみを味わっていることだろう。

汐見先生が生きていた10年前、何が被害を及ぼしているのか、物理的な原因を把握しよう、ということで低周波測定が始まった。1/3オクターブ分析である。これでも十分に被害成分のあることが分かるのだ。倍音があって、風力発電独特の音圧の変化を示すグラフが目視できる。ぜひ、被害者諸君は、何が悪いのか体験してほしいのだ。あなたのセイではない。

風力発電が原因となって苦しめられているのだ。そしてガンになったり、脳卒中や心筋梗塞と言った病気になって死んでいく。Pathway todisease(病気になる)とオーストラリアの裁判所は判決している。日本だけ、風力発電の被害を否定して、被害者を弾圧しているのだ。そのやり方は水俣病の時と同じだ。風車が回転している時、止まった時の測定をして比較してみよう。

風車近傍では、なんと40dbもの差がある。対数表示だから10000倍のエネルギー変化だ。風車から1㎞ほど離れると、被害成分、特異なピークが明らかになる。我家は、風車から1.2㎞離れているけれど、30db、つまり1000倍ものエネルギー変化を繰り返している。気圧変動である。この気圧変化に耐えられなくて、風車病に苦しむことになったようだ。

内々に音響学者たちは測定データを立体グラフにするプログラムを持っている。低周波被害者の会の窪田泰さんも、1/3オクターブ分析でそのようなグラフを利用して説明を行っていた。ぜひ、一般化して、誰でも使えるようにしてもらいたい。もったいぶって秘密にすることでもないだろう。FFT高速フーリエ変換では、周波数Hzを細かくして測定することができる。

これもノートパソコンにつなぐだけの簡単な装置になっている。今はもう安く買えるかもしれない。学生時代に数学で習ったフーリエ級数なのだ。気圧変化、圧力波形をフーリエ変換していると思えば、学生時代を思い出す。ボケ防止に、ぜひ格闘して見てほしい。被害者を弾圧する国の方針には辟易している。それにもまして、被害地域の人々の有様よ。

苦しみを訴えて死んでいく人を見ては笑いものにして喜んでいる。何がそんなに面白いのだろう。そんな場面を見るたびに、人間性をなくしたそんな社会が恐ろしくもある。これまで海外の風力反対運動、抗議デモの数々を紹介してきたけれど、日本では誰も見向きもしなかった。「関係ない」というのだ。「アホよら」というのだ。こうなってしまったら、もう手が付けられない。

今、北朝鮮の拉致被害者をバカにする記事がインターネット記事に飛び交っている。それと同じようなものか。風力発電には「考える会」、野鳥の会などの環境運動家が深く関わっている。風力事業とセットになって各地で被害の隠ぺいを行っている。「風力発電の被害とは、土砂災害だ」と叫ぶのだ。風車病に苦しむ被害者は堪らんわな。彼らはそのことが面白くてならないのだ。

それをまた各地の新聞が面白く持て囃す。まさに社会の破壊だよ。私は和歌山高専と長岡技大を卒業した。どちらの環境科教室にも最先端の計測装置が購入されていた。しかしそれは使ってはならないと言明された。では、なんでそんな特殊な低周波音測定器なんかがそこにあるのか。彼らのホームページにはその機器の素敵なことがこれでもかと自慢していたではないか。

アホな学者たちよ。目の前で巨大な風車が回っているのが見えて、被害者が苦しんでいるというのに、その原因の低周波の音圧を計ってはならないと言って誇っているのだ。何だこりゃ、と思わないか。京大の小林芳正先生が計ってくれて本当によかったよ。