炭素税はいらない。

再エネ賦課金という税金があって、電気代に上乗せされて集金されている。詳しい数字は知らないが、年間で3兆円程度になっているようだ。使い道もよく分からない。固定価格買い取り、とか、メガソーラー、風力発電の資金になっているんだろう。被害者にとっては迷惑この上ない悪法よ。その上に炭素税だという。

ヨーロッパでやっているから、我々日本も歩調を合わせて、という迎合主義らしい。今、ガソリン代も電気代も値上がりしているから、さらに生活に厳しさが押し寄せるんだろうね。私は田舎の百姓で、一人仙人のような生活をしている。もともと電気も水もあまり使わない。ここは昔から水のない地域だ。

井戸水がどれほど貴重だったことか。それで正直言って、電気代が高くなろうがあまり気にしない。月に千円程度のものだからさ。問題は1.5度とか言って、それを理由に風力発電などを建設して被害者を弾圧して喜んでいる人々だ。風力発電など、ほとんど発電の役には立っていない。クズ電気だ。

それをあたかも自然エネルギーだ、サステナブルだ、と言っては金儲けのダシにして、エネルギー転換だとアホ抜かす輩が政治や行政を牛耳っている。それが演出なのは初めから見透かされているのに、誰も抗議して反対するものはない。私には、これが不思議でならなかった。

「社会が破壊されるんやで」、「あんたは引きはがされるんやで」、ジャーナリストはそう言ってアドバイスしてくれた。その通りだよ。社会の破壊、今ではその目的がはっきりと見て取れる。『風力発電の被害』に書いたとおり、被害者たちは簡単に消されていった。人々は被害者が死ぬ度に、手を叩いて笑いあった。

「アホよら」と。役場も警察も、環境運動家たちも、結局はそんなものでしかなかったのだ。汐見文隆医師が提案した、被害原因となる有害な低周波音の測定評価も、今は誰も触れることはない。保身のため、非難を恐れてタブーにして知らん顔よ。「関係ない」そんな言葉が繰り返される。

山田征さん、という人が再エネ賦課金を拒否して電気を止められたと聞く。結局この人一人だけ、再エネ賦課金の悪に抗議した。取り巻きの人はうわべはともかくとして、すべてバカにしていただろう。そんな動画を見たことがある。「山田征さんの言うように、皆さんも地産地消で再エネに取り組みましょう」とかさ。

笑えるではないか。ここまで人々の精神は破壊されていたのだ。日本社会はコテンパンだよ。政治が、新聞各紙が、ここまで転落した理由を私は知らない。あの戦争の時の新聞が残されているけれど、あれと同じ事態になっていることに気が付いている。

私が知っていることは、あの戦争でも、「あんな戦争で死ねるかよ」と言って兵役を拒否した人が我が家にもいたということだ。現実を知っている人は、世間にはたくさんいるだろう。再エネの何が悪いのか、はっきり言おうではないか。海外ではとうに各地でそう言っているで。

「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ!)、「Kein windpark」(風力発電はいらない)