倫理の喪失

毎日起こっている事件ニュースの中で、産経抄が何でこんな文を書くのか意味がよく分からない。何の関係もないものが無抵抗に殺される。世界中で、いつも繰り返されていることだ。最近、新疆ウイグルの記事でも同じ文を書いていた。その産経記者が、編集人が、堂々と風力被害者を笑いものにして、風力発電の宣伝記事を載せている。

目くそ、鼻くそを笑う、とはよく言ったものよ。地元新聞だけではなく、産経新聞に風力発電の低周波被害を載せてくれ、と頼んだのは私だけではあるまい。記者たちは被害者を取材しているから、日本で、何が行われているのか知っているはずだ。海外では新聞記事として、各国で問題を論じている。

まさにこの記事にあるように、周りをメディアが取り囲んでいる。甲板にいる記者たちは被害者を助けるどころか銃弾を撃ち込み、海面はたちまち赤く染まった。この記事に被害者の絶叫は書かれていないが、日本各地の風力被害者は、何とか助かりたいと泣き叫んだはずだ。それを無視して笑いものにするのが日本の新聞なのだ。

よくもこんな産経抄を書くな。「法と秩序」だと? 私には君らの人でなしこそが、谷口さんらのように人々の誹謗中傷に苦しめられながら、見捨てられて死んでいくしかなかった責任があるのだと思うのだ。君らには「やばい」なんて感覚もないだろう。恥を知れ。