この本を読んでみた。

新聞記事にもなっていたので、そっと読んでみた。臓器ビジネスとか、バイオレンス映画顔負けのドラマが派手に書かれていたからね。大変な災難に出会って、命からがらに逃げてきました、ということか。アメリカやヨーロッパ人が、このニュースをどれだけ取り上げても、自分たちの大量虐殺の歴史を見れば、何をいまさら、と思うのは私だけではあるまい。

この被害地、新疆ウイグル、東トルキスタンはイスラム教だという。しかし、そのイスラム諸国は全く関知はしないらしい。ミャンマーのロヒンギャもそうだったよな。何か共通することがあるのかもしれない。ヨーロッパのユダヤ迫害みたいにさ。日本の評論家が紹介文を書いている。権力のぶら下がりライターだから力のない腑抜けた文よ。

普段見えない人間の格が見える。日中友好が本音なんだろう。日本では習近平の像を駅前広場に建てようとする自治体があるからさ。胡錦涛だったか。日本にも支持者は多い。中国とのビジネスで生活が成り立っている人がそれだけいるということだ。以前、札幌の町を歩いたけれど、中国人ばかりが目についた記憶がある。日本人はみじめったらしく見えたよ。

元気よく颯爽としているのが中国人だったからね。これを読んでいて、ふと思ったのだ。外国にこんな酷い話がある、だからみんなで考えましょう、といういつものプロパガンダよ。日本にも同じような虐待や人権蹂躙はあちこちに転がっている。私のページで、2018.1/20、1/22日、2019.8/24、2/7日に、谷口さんの訴える言葉の録音がある。

たくさんの被害者が苦しみながら死んでいった。弾圧の風景を皆さんは見たはずだ。少なくとも、私のページを見た人は、「知らない」とは言えない。それを「嘘をついている」と言い張る公明党や自民党、共産党の政治がある。なんや、この本と同じことやないか。そのことに気が付く日本人はいない。

由良町で、同じ被害にあって苦しみながら、今も各地で被害者を弾圧して喜ぶ人たちがいる。最後に添付されている御用ライターの言葉に騙されてはならない。これは私たち日本人の警鐘なのだ。