風力被害者はピエロなのか。

由良町で風力被害が明らかになった時、重症の被害者たちはすぐに苦しみながら死んでいった。何重にも工作員に取り囲まれてクスリ漬けにされていた。私に対しても「なぜ、由良さんは薬を飲まないのですか? すこしでも楽になれたらいいでしょう」と、あたかも心配そうに何人もの環境運動家が繰り返し勧めてきた。

しつこい工作員は薬のパンフレット持参で10回ほどもやってきたものよ。医者に行ったら三割負担だから安上がりだよ、とかさ。もちろん由良町の医院もグルだったさ。汐見文隆医師は、カンカンになって怒っていた。さて東北の記事よ。あれだけの風車が林立しているんだから由良町と同じで、すでにたくさんの被害者が苦しみながら亡くなっているだろう。

いかにこの連中がエセであるか分かるではないか。彼らは土砂災害が心配だと繰り返している。絶対に風車病などとは言わないし、被害の原因である低周波の測定分析などもすることはない。県も、大学も、高専もあるだろうにね。私はそれらの機関が低周波測定器を多数、準備していることを知っている。

水俣病の時と同じなのだ。あの時も「計ってはならない」とされていた。何を?、って、有機水銀があるかどうか。水銀がどれだけ含まれているかどうか。そして、測定しても基準以下になるように測定していた。いわゆる公定法と赤木法だ。世界的には赤木法が使われている。しかし日本は特殊事情で水銀を検出しない公定法を使っているのだ。

今もそうなっているのかな? 厚生省や環境省に確認してみたらよい。東北では最初から風力被害を否定する学者を招いては、ヘンテコな勉強会を繰り返している。youtube動画にアップしているから目にした人もいるだろう。アレ、なんかヘンだと感じた人もいるだろう。大半の人は、何が悪いのかもわからずに有名大学の教授の話にウットリしただろう。

考える会のトリックさ。一般人は考える必要なんかないんだ。ここに至っても、Stop wind turbines ! (風力発電を止めろ)と言う記事はない。被害者は、単なる猿回しのサルにされてきた。これからもそうして消されるだろう。これが海外の風力反対運動との決定的な違いだ。いや、正反対のことをやっている。真逆のエセ風力反対、トリックなのだと。

問題は、風車病に苦しむ被害者でさえ、ヒツジにされるとスッカリ人間性を奪われることだ。『夜と霧』に書かれたアウシュビッツの光景と同じだ。粛々と殺されていく。由良町では、それを手を叩いて笑って喜んだのだ。それが『風力発電の被害』を書いた理由だ。由良町では1冊だけ売れた。あるいはボロボロにされたその本が我が家の蜜柑畑に捨てられていた。

日本は、これからどこへ連れていかれるんだろう。被害者の中にも若い人はいるだろうに。沈黙は金、とは限らない。やって後悔する人生も冒険があっていいもんやで。