低周波被害、と言ってはいけない。

青森にも人は住んでいるだろう。それなのに低周波被害の言葉がどこにもない。「漁業に影響する」というのだ。これは各地で行われているエセ風力反対と同じパターンになっている。「土砂崩れが~」というものだ。嘘つけよな。どこに土砂崩れで、風力発電の被害になったケースがあるんだよ。偽物の工作員が集まって、御用学者を奉って、風車病を否定する。

水俣病みたいに、ウィルス説だ、亜鉛説だ、と無責任な原因究明の迷路を駆け回っているようじゃないか。ウィキペディアの説明を見ると、なんと冷酷な嘘っぱちに書き上げられていることか。しかし水俣人はこの事実を決して批判しない。償いを、という言葉は届かない。誰も責任は取らない。真実を目指す自由なんかどこにもない。

建設会社にいたころ、40年前、青森から来た人たちと一緒に作業をしていたものさ。彼らは「東京の町はオラたちが作っただ」と言っていた。辛い仕事にも文句を言わずによく働く人たちだった、と思う。彼らも人間なんだよ。金儲けのダシにするのはよくないな。マグロなんか養殖すればよい。とか、輸入すればいいじゃん。という人もいるだろう。

そういう意味ではないんだよ。それが分からないからこそ、低周波被害の言葉がない、こんな記事が堂々と出回ることになる。「土砂崩れが心配」というのと同じフレーズだ。この記事も罪作りよな。何が悪いのか、真実を直視しようじゃないか。青森の地に生きる人たちにも、何が嘘なのかを提示したらよいではないか。嘘つきは地獄に堕ちろ。