羊蹄山の麓、小樽と余市の風力計画について

2014年12月、トワイライトエクスプレスに乗って札幌に行ったことがある。その時、小樽と余市に出かけた。ウイスキーの館を訪ねて、しこたま飲んだことを覚えている。『由良守生ブログ』にアップしている通りだ。その地域にたくさんの風力発電が計画されているという。風力発電の被害は、すでに大方の人に伝わっているだろう。

環境省が言うように、いつまでも「観光資源になる」、なんてアホなキャッチフレーズは通じない。勘違いというか、この人だいぶんおかしいで、ということになるだろう。だからこの記事は、風力発電はせっかくの観光スポット、自然に恵まれた風景を破壊する、という厳然たる事実を示したのだ。

何を言いたいのか知らないが、「風力発電は観光資源になる」と言い続ける行政のアホらしさは、そのまま危なさを強調することになっていた。もちろん由良町でも、散々聞かされたさ。人が風車病に苦しみながら死んでいく。それを笑いものにして「風車を観光の目玉にして観光開発をする。遊歩道を付けて風力発電を楽しんでもらうのだ」と。

あまりのアホさに、私は言葉をなくしたものよ。それよりも私に対する弾圧はものすごかったけどね。野鳥の会などの環境運動家は大喜びよ。この記事にも、全国の風力反対運動と同じく「土砂災害」の言葉が強調されている。スパイ、工作員がいることを証明している。金太郎飴みたいに、全国のエセ運動会に共通の言葉だ。

北海道にも風力発電の低周波被害に苦しむ人はいるだろう。なんで被害にあって苦しむ人を助けようとか、抗議する言葉がないのか、それが私には分からない。海外なら、まず最初に被害の実態に抗議する言葉が強調される。何が悪いのか、それこそが反対の理由になるはずだ。伊豆や伊方、由良町の、全国の風力被害地の、どこに土砂崩れがあったというのか。

人をバカにするにもほどがあるではないか。もちろんこの新聞はそのことを踏まえて書いている。御用学者、御用運動家の巣窟よな。参加者も「市民風力に被害はない」と言っているんだからアホらしくて話にもならない。そうではなくて、風力発電は日本には立ててはならないのだ。

採算は合わないし、低周波被害はあるし、まったく役には立たないことを理解しようではないか。メルヘン、作り話、なのさ。結局、風力発電の被害が私たちに教えてくれたことは、行政が言葉巧みに被害者を弾圧すると、人々はこぞって被害者を虐待して喜んだ、ということだ。

「社会が破壊されるんやで」そう言って大声で怒鳴ってくれたジャーナリストがいた。不運にも亡くなった被害者たち、地域を追い出された被害者たちに、私たちは何ができるのかを考え実行する時を迎えている。間違っても、カーボンフリーなどとたわごとを抜かす政治屋に用はない。