石炭火力は廃止されるのか。

火力発電所は24時間、一日中ボイラーで石炭を焚いている。大量の石炭を消費するから、燃えカスの石炭ガラも大量に出ることだろう。セメントなどの原料に利用されているんだろうか。エネルギー白書によると、電気全体の30%以上を占めるから、重要なベースロード電源である。

添付記事には、休廃止して、ではその分、原発にします、とは書いてない。石炭火力発電所は海岸に面していて、長年月、過酷な運転をしていることと思う。なんにでも寿命というものがある。老朽化した発電所など、騒音ばかりで効率が悪くなる。その9割の100基が高効率な石炭火力発電所として改修されるんだろう。

再エネに置き換えられるとも書いてない。だって風力発電などは、風任せ、気の向いたときだけ、という気分屋で需要に応えられないから。休廃止という言葉が気になるが、電気が余っているんだろう。最近、「節電」のコマーシャルがない。逆に、オール電化の宣伝が来ている。その時の都合に応じて、企業とは勝手なものよな。

ちなみにドイツやアメリカなどには豊富な石炭と天然ガスがある。日本とは事情が違うのだ。ロシアから天然ガスを引き込めるか? 危ない話よな。やはり石炭火力は主要な電源として、維持、拡充することになるだろう。