私たちは哀れな再エネ理想に踊らされている。

「何と哀れなことよ」「私は聞いていて恥ずかしい」「人というものがよく分かったよ」畑地区の谷口さんはよくそう言って私に愚痴の電話をしてきたものだった。たくさんのスパイ、工作員に取り巻かれて、常に監視されて見張られているらしいことも言っていた。

「誰も信じられない」「こんな時だからこそ疑心暗鬼にならないようにしよら」といっても来た。同時に私に対する憎しみの言葉もどっさり聞かされた。人間関係の破壊が行われていたのだ。私も田んぼで稲刈りをしていると、昔の同級生などが怒りの表情で田んぼの中まで来て、私に罵声を上げていることに驚いていた。

何のことやろう? 何が起こっているんやろう? さすがに地域対策が着実に人々の心を変えていっていることに気が付いていた。40年前の日高町の原発反対運動を直接見ているからね。それに私が高浜原発の建設課長の部下として、地域対策の要員が活躍していることを知っていた。

昔も今もやっていることは同じよ。今回の風力被害では、原発の時とは逆に、自然環境を守りましょうという環境団体の人々が被害者を弾圧してまで風力事業に参加していることであった。だから風力発電に対して反対運動はどこにもない。

あると見えるのはダミーで、産廃反対運動と同じで、本当に建設に反対する人を潰すために関係者が用意している罠、トリックであった。全国の「考える会」などは連携していて、環境省や日本騒音制御学会などの御用学者を招いては被害否定の勉強会を行っている。

私から見て、真面目に風力反対を訴えている人でも、「風力被害を心配してくれている」と単純に信じている点だ。確かに御用学者は有名大学の教授であったり、たくさんの資料や分析図を持って見事な講演会を実演しているように見える。被害の否定と自然エネルギー推進の意味でな。

大略をいうと、二つある。風力被害者はもともと疾患を持っていたから自分の病気で体調が悪いと言っている。風力発電の騒音は環境基準値以下である。低周波音、とくに周波数20Hz以下の超低周波音は人の耳には聞こえない。聞こえない音は人体に影響しない。

人が感じることのできる参照値、感覚閾値という目安もあって、風力発電ははるかに小さく影響はない。ウソつけ。こんな話をありがたがって拝聴して喜んでいるのだ。たぶん聞いている人は誰もその意味に気づかない。環境省という国の政策だから、そこに参加する環境運動家たちの神々しい事よ。ヒトラーユーゲント、そのものやね。

これが日本の姿でした。海外にはたくさんのStop wind turbines!という抗議運動があるでしょ。日本には一つもないでしょ。なぜなのかは、ここに書いた単純な理由です。すべては国を挙げてのプロパガンダ、宣伝工作、政策の成果でした。人が苦しみながら助けてくださいと訴えている。

その人が亡くなると、人々は手を叩いて笑い喜んでいる。その人が何をしたというのか。その人の病気だから関係ないってか。風力発電が出来たから苦しむことになって死んだんやないか。警察権力まで使って私を黙らせる。「あなただけだよ」という。日本社会は着実に破壊されている。人の心が壊されている。形を変えた戦争やね。

戦争とは、形を変えた政治やからね。今年一年の再エネ費用は5兆円超という。一日150億円のカネが闇に消えていく。これまで100兆円の資金を費やしたという。大学の電気科を出て一流企業に勤めたエンジニアでも、再エネの時代だよ、という。風力発電は効率がよい、という。電気の専門家でも、そのからくりに気づくことはないようだ。

私は大学の土木科を出て建設会社に勤務した。だから電気のことは分からないやろと言われている。分かっているのは石油も石炭も、風力発電によって使用量が削減されていないこと。電気を使って風車を回していること。使ってもいない電気に電気代の12%を強制的に集金されていることよ。

東京の三鷹の山田征さんという運動家が、再エネ賦課金の支払いを拒否して電気を止められた。再エネ被害の本質を理解して抗議した人はこの人と私だけでした。由良町の風力発電を撤去してくれ。