この本、陰謀というか闇というか。

最近、太平洋戦争の見直しがあちこちに出ているので、何気なく読んでみました。

私はs.34年生まれでして、祖父母、両親は戦争を体験しています。私もそれなりに聞いていますが、アメリカ側からの資料ということでは、この本は非常な闇の姿を見せてくれます。

といっても、フーバー大統領の『裏切られた自由』の解説本ですけどね。日本側でも中西輝政らの本によって、大まかには分かっていたつもりでした。

しかし、なんで日本に2発も原爆を落としたのか、とか、なんで日本がアメリカに戦争しなければならなかったのか、とか、より明確にこの本は示してくれています。

私たちが「トラトラトラ」とかいって真珠湾攻撃に奇襲を成功させて興奮しますが、それすらも大きく呑み込んでしまう闇の力が仕組み(企み)として設定されていた。

日本にいるだけでは、とてもこれだけの大きな世界を構築することはできない。日本人の当事者には理解できないだろうし、対応もできないでしょう。やはり日本は極東の小さな島国でしかない。歴史に翻弄されていたのだ。だから原発を落とされた。

今も当然のように原爆投下は肯定されている。日本人には、どうしてもそれが分からない。ぜひ、この本を読んで世界のことを知ってもらいたい。

と同時に、私は地球温暖化サギについても、同じ陰謀と闇の力が仕組まれていると理解している。Climate Change』マークモラノ(7/4日のページ)に書いてある通りだが、日本の対応はひどすぎる。

日本では、たくさんの被害にあいながら、「風力発電を止めろ」という抗議がどこにもない。抗議しているのは私一人なのだ。

本来、自然環境を守りましょう、と主張するはずの環境保護団体でさえ「地球温暖化、自然エネルギー」なのだ。名称とは正反対、真逆の行動に矛盾すら感じない。一般国民も、自然エネルギーのデマゴーグやプロパガンダにすっかり洗脳されてしまっている。

「被害はない」という。そんな言葉さえない。「被害」という言葉がないから、知ることも考えることもない。海外には風力発電に関する知見はない、という。環境省の報告書に毎年、堂々とそんな文面があるのだから驚くではないか。

今はインターネットで検索すると、海外の事情がすぐに画面に出てきて確認できる。しかし、それでも誰も知らないし、知らせないし、考えもしない。抗議もしない。まるで奴隷よ。「考える会」などと言って、まるでパロディのオマケつきよ。

風力事業に抗議することはタブーなのだ。正しいとか間違っているとかの問題よりも、議論さえ封じて地球温暖化、自然エネルギーを繰り返す。御用学者たちの巧みな「被害否定」の論文を見ると、涙ぐましい努力が伝わってくるではないか。

それを環境運動家たちは聖典のようにして宣伝して誇っているのだから、アホらしくて吐き気がする。彼らはオウム教信者のようなもので、グルの言うことは絶対なのだ。これが全国の「考える会」などの環境運動家の実態となっていた。

とまれ、爆弾を抱いて自爆攻撃することが日本でも中東でも名誉なこととされている。今でも特攻の悪口を言う人はいまい。英霊、英雄なのだ。それ以外の言葉はない。

太平洋戦争のことは、この一冊ではとてもとても表せない。ここでは、日本だけで物事を見て感じるだけでは、世界を相手に国を運営している今、やられてしまう、ということです。日本の環境行政はボロボロではないか。

なぜなのか。明治維新、いや、江戸時代に返って見つめてみようではないか。日本人はあまりにアホにされてるで。由良町の風力発電を撤去してくれ。