風力被害を聞き入れない人たち

低周波被害に苦しむようになると家族にさえ「その苦しさの実態が分からない、理由が分からない」とは汐見先生も度々言っていた。それで低周波測定器で実際に現場で何が起こっているのかを物理的に把握をしようということになった。結果は、卓越した被害成分があることが分かった。

それも倍音、高調波といわれるビブラート(バイブレーション)を示していた。この特異なピークを持った低周波が激しく振動して。自然界にも低周波は常時、乱高下している。大風の時、台風の時などすごい高い音圧を示すことが分かっている。100dbを超えるだろう。自然災害の恐ろしさを感じる瞬間です。

しかしこれで低周波病になることはない。一過性。特異なピークはない。被害成分がない。これが音圧dbだけで判断できない理由です。対して風力発電は田舎の静かな環境で、何も物音のしないような長い夜が日常的に続きます。音圧10dbもない静寂な環境に、40dbの被害成分を持った風車独特の低周波が襲います。

静かな田舎だからこそ、純音で風車の低周波は伝播します。30dbの差は、エネルギーで1.000倍です。風車の近辺では、止まっている時と、回っている時の差は40dbもある。エネルギーで10.000倍です。音圧dbは対数表示であらわされます。ウソだと思うなら自分で計ってみたらよい。

激しく音圧dbが上下するから、この挙動さえ何のことか分かればよい。さて私の親類には高学歴で三菱や東芝といった有名企業に勤務した人たちがいます。由良町の周辺にも親類縁者がたくさんいます。上記の資料を持っていって説明したこともある。恥ずかしい話だが、誰一人として心配してくれる人はいなかった。

家族と一緒に逃げ出して引っ越した被害者たちがいると説明してもだ。同じことは畑地区の谷口さんからも聞いた。実家は裏山のふもとの三尾川地区で風車被害が確認されている。『風力発電の被害』に書いてある通りです。「そんなもん辛抱できんのか」ということだった。三尾川地区の悪口は散々聞かされた。

子供たちの家々を転々としていたのに、その子供たちから風力の「ふ」の字も聞いたことはない。どこでも同じなんだと思ったものよ。だから近くの下津町の、それも同じミカン農家の人が家を捨てて家族で引っ越したことに、家族思いの、別の意味で素晴らしい人たちだと言っていた。

私も理不尽な公害に、いやそれ以上にこの悲しみを笑いものにしてバカにする公務員たちの悪意にどうしようもない悔しさをかみしめた。Youtubeにアップしているmorio yura「低周波被害」にあるとおりです。由良町の風力被害を訴えた『風力発電の被害』は、肝心の由良町では1冊だけ買ってくれた人がいた。

御坊市の本屋で買ってくれた人がいるから、数冊売れた、ということか。風力被害、低周波被害の苦しさを分かってもらおうとして本を差し出すと、「わあーっ」と顔をゆがめて叫んで誰もが逃げ出すのだ。何か理由がありそうです。

せっかくその本を読んでもらっても、「私はやはり地下(ジゲ)の人を応援します(近くの議員さんを支持します)」と拒否されたこともあった。教養や学歴では判断できないことも分かった。ナチスと同じやね。町会議員たちは私が風力被害を話そうとすると、怒りをあらわにして怒りだします。

顔を真っ赤にして、目に涙をためて怒りだす人もいるから、何かそれ相応の事情があるはずです。単なる演技でそんな怒りをあらわにすることなど難しいでしょう。先日の12月議会では、山名議長などから度々ひどい怒りをぶつけられた。風力発電の被害を訴えることが、何がそんなに感情をゆすぶるのか、風力発電の闇は深い。

この闇に取りつかれると人としての感覚が麻痺します。終戦後、そしてナチスの残党など、テレビや映画で見ている通りです。自分のこととして、正気を取り戻して見てください。再エネビジネスは、初めからイデオロギーを利用した高度な詐欺だというとこです。