繰り返される弾圧

2014.2/5日付けの私のページに蒲公英工房での談話を動画で載せています。そこでは汐見先生が風力被害に苦しんでいる人から調査の依頼があって、黒田街子さんらと測定に行った時のことが語られています。『左脳受容説』P.126にある被害調査です。私も後日、そのお宅を知らずに訪ねた時、えらい剣幕で拒否されたことを覚えています。

H.24年のことですが、畑地区でも同じ対応をされたので、人ってのは勝手なもん やな、とつくづく思ったものでした。今回、H.30年12月議会では、わざわざ山口県の方から由良町役場に電話があって、私が個人の固有名詞をブログに書いた、ということで何度も叱責されました。私には最 初、何のことかさっぱり分かりませんでした。

その人の個人名を聞くと、まさかな?という疑問と、やはりそういうことか、という、いつものトリックがあることが分かりました。地域をまたいで、全国版の被害者弾圧、言論封殺です。提出していた一般質問原稿にも個人名が何人かありました。それもダメだというのです。日吉フミコとか、市川房江だとか、有名人でもまかりならぬということでした。

笑ってしまったのは、環境運動家たちも、いつものようにまるで同じフレーズを私に話したことでした。個人名は絶対に表に出してはいけない、と。環境運動家たちは、 行政の指示のままに受け売りの言葉を話します。『風力発電の被害』にもいくつか書きました。「低周波は、クーラーからも冷蔵庫からも出ている。

原因はどれか分からないやろ」といった、おかしな誤魔化しをまことしやかに話すのです。もともと彼らは真実を考えるということはありません。低周波被害者を本当に心配することもありません。不安にうろたえる被害者を見つけては優越感に震えながら、珍獣相手にお決まりのセリフを繰り返すのです。環境省の報告書を読んでみなさい、と。

今回残念だったのは、窪田泰さんからも、谷口さんからも、その人のことを何度も聞いていたからでした。私も励ましの電話を何度かもらっていました。手のひらを反すように極端な裏切りは、ビックリというしかありません。畑地区では何度も体験することになりました。

最初に私に被害の電話をしてきた谷口さんでさえ、3ケ月もすると、自宅を訪ねると「出ていけっ!」と顔を怒りに震わせながら叫ばれたものでした。あと何人かの人から、そういった過激な表情を見せられました。私は、ホウホウの体で逃げ出しましたが、「かわいそうにな」という言葉にならない気まずさをかみしめました。原因は地域対策の成果でした。行政の指示を受けた環境運動家たち、工作員たちがマニュアル通りに人物破壊を達成したことでした。

もともと低周波被害は、重症の人では性格が変わっていって、人格が崩壊していくようです。私の手を取り、泣きながら苦しさを訴える人もいました。役場を恨みながら、それでも地域の人と一緒にこの問題を考えるのだと、ウソの約束に望みをかけていました。

私は、「そんなん100年考えてもアカンで」「すぐに反対運動しようやないか」とか なわぬ言葉を伝えていました。全国で、私の言葉に賛同した人は誰一人いません。被害者は皆、環境運動家に何重に も取り巻かれて、役場のウソに騙されて、「由良さんは信用できない」と繰り返します。アホやなぁ。風力被害は、ですから独特です。

「私たちは風力発電には反対では ありません」と簡単に裏切ります。考える会で100年考えてろや。畑地区では重傷者はすぐに死んでしまった。谷口さんは子供たちの家を転々としたから、わりと長生きできた。被害を受けて早く亡くなった人のことは詳しく知っていた。こんな小さな町ですから、何が起こっているかは関係者はみな詳しく知っているはずです。

少なくとも、私はH.23年12月議会から、風力被害の詳細を繰り返し定例議会の一般質問で説明報告してきた。しかしその対応は、実に摩訶不思議な弾圧でしかなかった。被害者が亡くなると、彼らは手を叩いて喜ぶのだ。被害者たちがあれほど議員たちに苦しさを訴えたのに、一人も被害者はいない、と繰り返し答弁する。それも嘲笑と侮蔑に笑いながら。人としての良心はないのか。

気の小さい私は当初から、一般質問で風力被害を訴えるたびに胸が痛くて、しばらく体調がおかしくなって、仕事にならなかった。それほどの圧力を役場や議会から受けた。谷口さんからは「本当にご苦労さん。あんたでなければこんなこと言うてくれる人は誰もおらんわよ」とそのたびに声を掛けられた。それにしても風力被害者たちは、なぜ簡単に裏切るのか。

私にはそれがいまでも分からない。汐見先生も首を少しひねって、それだけだった。窪田さんは、奴らはウソツキなんだと怒っていた。「私たちは風力発電には反対ではありません」「私たちは風力発電の建設に協力しています」自称被害者たちから、どれだけこの言葉を聞かされたことか。被害のことは、また別の話だというのだ。こんな連中を誰も信用できんわな。

しかし、これが風力発電の低周波被害の実態でした。生活を破壊され、人生を台無しにされるのだ。被害確率は、重症者で3~5%、10%程度は低周波が気持ち悪い、と風車音が気になってしようがない、と訴える。しかし汐見先生や海外の文献には30%程度は何らかの影響を受けていると書いている。

畑地区のアンケート調査317名(1.0㎞の範囲)では、約20%、5人に一人が被害症状があると答えている。12/13日の一般質問では、これも根拠はない、と否定していた。そして大きな口をあけて笑っていた。役場職員25名ほど、議員9名が見ている議場で。