この本が面白かった。

2017.11/19日のページにも「インテリジェンスの不毛」ということで書きました。それらの小論を一冊にまとめた日本の国際論で、奇抜で厳しい内容でした。なんせ由良港では、75年前、軍艦がアメリカのグラマンに襲撃されて100名ほどの兵隊さんが亡くなりました。

祖母は当時、国防婦人会の会長さんで、配り物などに「スパイに注意」と迫力のあるハンコが押されていました。こんな田舎町にも、スパイがいたんやね。それはさておき、今の風力発電の低周波被害にも、私たちが内に持ち続けている弱点をうまく突かれたものでした。

COP21だの、パリ協定だの、国連主導の温暖化対策だの、まるで踊らされてしまっています。全国の地方、地域で社会がズタズタにされています。由良町議会での、この7年間の経緯を見ていると、もはや回復は不可能ではないかと天を仰いでいる始末です。

地域社会を支えているのは「人の心」です。何を大切にしているかで、その町の空気が決まります。風力発電の低周波で人が苦しんでいる。被害者が亡くなると手を叩いて笑いものにする。被害を訴える者を口汚く罵る。由良町役場が弾圧する。

何を考えて人々を貶めているのか、何か気が付くことがあってもよさそうなものです。【関係ない】と言い続ける町民や議員、役場職員たち。それでは社会は成り立たないでしょう。風力発電なんていう詐欺事業を拒否して、みんなで解決しましょうや。呪われているで。