不思議な本です

1985年8/12日、日航ジャンボ墜落事件の本です。32年前、520人の人が亡くなりました。
事故ではなく、事件ではないか、という疑問、訴え、です。

陰謀説? とも言い切れない闇、関係者の執念があります。

当時、私は大学を出たばかりの26歳、ニュースなどでよく覚えています。墜落したことは分かっているのに、「夜だから」という理由で10時間以上放置されました。
自衛隊のパイロットも、「降下できなかった」と何度も繰り返し弁明していました。この本は、『違うだろう』と叫んでいるのです。

私が気になったのは、なぜ今頃になって? ということと、水俣病でも、北朝鮮の拉致事件でも、数十年の年月をかけて、その被害が明らかにされたからでした。
もちろん風力発電の低周波被害でも、分かり切った被害を無視して、金儲けと保身に奔走する無残な行政、政治があります。

目の前で、被害者が苦しんで死んでいく。それを知らん顔して、「関係ない」と白を切る。非道な隠ぺい体質を見てきたからでした。

先日、ブルーリボンの会の方と話しました。「上の方で潰されてきた」そういうことが多々あったそうです。
40年前、由良町周辺の海岸では、「不審者、不審な漁船に注意」と書いた看板が、それこそ林立するようにたくさん設置されていました。

被害があったから、とりあえず看板を立てたんだと思います。しかし失踪者の捜索はされませんでした。情報も公開されなかった。

日航ジャンボ123便は、羽田を飛び立って、すぐに事件に遭遇します。ですからたくさんの目撃者がいました。墜落を通報した人もいました。
墜落した時、たくさんの生存者がいたそうです。それでも救助することができなかった。「なぜ?」

水俣病でも、被害者をすぐに助けようと思えば助けられたのです。彼らはそれをしなかった。さらに被害を拡大して、弾圧した。

風力発電の被害者たちは、泣いて被害を訴えました。ボタン一つで風車は止められるのです。彼らはそれをしなかった。弾圧して黙らせた。
そして被害者たちは苦しみながら死んでいきました。

共通しているのは情報の隠ぺいです。加害者は、被害を隠ぺいすることで、やりたい放題、思う壺にしているのは事実です。
委員会のメンバーを見てみるがよい。勘違いをしているとしか思えない。

ウソを突き通すことに慣れ切ってしまっている。人としての信念がない、のか、正直に生きられないのか。恥がないのだ。