ある科学者から、アメリカの二ーナ・ピアポント医師の説が正しく、批判派の説は「ゴミ」だというお話を聞きました。

Nina Pierpont で検索してみると、批判する記事が記載されています。でもそれは的外れで下司な言いがかりにしか思えません。
日本でも、それらを真似して、聞こえない音は健康に影響しない、とした批判をする御用学者や御用運動家がいます。

行政や業者、議員は、目の前で被害者が苦しんでいるのに、必死になって訴えているのに知らん顔しています。
レポートにもあるように、彼らは無責任のそしりを免れない。悪党は、どこでも同じだ。
『医学者は公害事件で何をしてきたのか』津田敏秀著では、さんざんに彼らの悪行が暴露されてきたはずです。

下記に記載する論文は、元教授がコンサイス英和辞典を首っ引きで、引き回して訳してくれたものです。
これから日本でも、この事実を無視して議論はできません。

日本のメディア、出版界は、どうして被害情報の隠蔽をしているのか。販売禁止図書にしているのか。ジャーナリストは、なぜ被害を伝えないのか。
風力発電の低周波空気振動は、人に危害を加えます。被害地域では、たくさんの被害者が苦しんでいます。救済を待っています。

Are wind farms a health risk? US scientist identifies ‘wind turbine syndrome’風力発電所は健康に害があるか?米国の科学者は“風車病”を認める

Noise and vibration coming from large turbines are behind an increase in disease, migraine, panic attacks and other health problems, according to research by an American doctor  By Margareta Pagano Sunday 2 August 2009
マーガレット・パガノ、2009年8月2日(日):米国の一医師の研究によると、大型タービンによる騒音・振動が、病気、頭痛、パニック衝動、その他の健康トラブル増大の背後にある。

今年後半に出版される予定の一米国人医師による画期的な著書によると、風車のあまり近くに住むと、心臓病、耳鳴り、めまい、パニック衝動、頭痛、不眠などが起こり得る。

ニューヨークの指導的小児科医ニ―ナ・ピアポントNina Pierpontは、米国、英連邦、イタリア、アイルランド、カナダの風力発電所の近くに住む人々の症状について、5年間にわたって研究してきた。その結果、彼女は風車病症候群Wind turbine syndrome(WTS)なる新しい健康上のリスクがあるという結論に達した。それは、タービンの低周波空気振動および低周波騒音による内耳前庭系の崩壊、または異常な刺激である;そのもっとも顕著な特徴は、彼女が内臓振動による前庭の擾乱visceral vibratory vestibular disturbanceと呼ぶ一連の症状である。VVVDは、動悸、震え、いらいら、怖れ、逃げ出したい衝動、胸部の締め付け、心悸高進-脈拍の増加にわたる障害を引き起こす。タービン騒音はさらに、子供がうなされたりその他の不調、若年層に知的発達障害を引き起こしたりすると彼女はいう。しかしピアポント医師は、タービンの近くに住むすべての人々にこれらが起こるわけではないことも明らかにしている。

今日まで、政府および風力発電会社は、風車の発する強い騒音・振動はいかなる健康リスクにも関係がないとしている。風力発電会社の音響専門家と政府は、タービンの発する空気力学的ノイズは健康に何の危険もないとし、この見解は最近サルフォード大学Salford Universityの音響工学者により支持された。彼らは、ピアポント博士による主張は“空想的な”ものであり、彼女の最新の発見はあまりに少数のサンプルによっているので権威がないと論じた。

ピアポント博士の発見の真髄は、人類は魚類や他の両生類のように、風車タービンによる低周波ノイズや振動を、耳骨を通して感じるという点にある。人類が魚類と同じ感覚を持つということは、昨年、マンチェスター大学とニュー・サウス・ウェールス大学の研究者による新発見で裏付けられた。ピアポントは、この事実は、風力発電会社の音響技術者が騒音測定で依拠している70年にわたる医学的常識を根底から覆すものだと主張する。彼女は言う“もし音が聴こえないほど弱かったら、他のどの身体部分でも検知したり、記録したりはできないという考えは、何年間にもわたり彼らの福音だったのだ”と。“だが今やそれは真ではなく、人類は骨を通して聴くことができるのだ。これは驚くべき事実なので、よく準備された実験で示されない限り、異教徒的な考えとみなされるだろう”。

ピアポントの英連邦の支持者である、英国睡眠学会の創始者クリストファー・ハニング博士は言う:“風車タービン・ノイズによる害についてのピアポント博士の詳しい記録は、将来の研究に確たる基礎となるだろう。風力発電のすべての企画者の必読文献である。通常の正当性の弱点を暴いた多くの医学先覚者のように、ピアポント博士は多くの名誉棄損や批判を受けている…しかし、この重要な書物が出版されるということは、彼女の性格の強さと信念への貢物である”。

ピアポント博士の論文は、K-選書として10月に出版される予定だが、元英連邦科学顧問、ロード(卿)メイ教授により事前レビューが行われ、保証された。メイ卿は彼女の研究を、“印象的で興味深く、重要だ”と評している。

タービン・ノイズの健康に及ぼす影響についての彼女の新しい素材は、国内に約4000の風力発電タービンを計画している政府の注意に値するだろう。連邦エネルギー・気候変動担当大臣Ed.ミリバンドは、再成可能エネルギーを促進する新グリーン政策中、風力発電を中心に据えており、今後さらに3000の風力発電を沖合に計画している。

自分の患者によって潜在的危険について注意を喚起されたポーツマスの開業医アマンダ・ハリー博士の初期の研究によって、ピエモント博士は、世界中からさらに10家族の例を加えた。これらの人々は、大型風力タービンの近くに住み、幼児から75歳までの38名の人々からなり、WTSの病理生理学pathophysiology探求の症例となった。ハリー博士の調べた10家族中8家族は、すでに家を引き払って移住している。

米国小児科アカデミー会員であるピアポント博士は、滅多に応じないインタビューでインデペンデペンデント・サンデイIndependent Sunday欄に次のように語った:“私の臨床研究で、風力タービンから出る低周波から超低周波ノイズが、私が風車病シンドロームWTSと呼ぶ症候群を引き起こしていることは疑いない。12の異なった健康問題がWTSに関係しており、それらは心悸亢進、睡眠障害、頭痛、耳鳴り、吐き気、視力低下visual blurring、内臓振動によるパニック衝動panic attacks with sensations of internal quiveringからより一般的なイライラまでを含む。

“風力発電業界は私を信用できないと軽んじようとするだろうが、私は受けて立つ用意がある。たばこ産業が健康に対する喫煙の害を逃げたのとは違う。しかし、風力発電業界は、臨床医を含んでいないし、風力タービンの被害者も含んでいないではないか“と。

“インデペンデント・サンデイ?IoSは先端的な耳鼻咽喉科、神経科ー耳、鼻、のどの臨床専門家の業績に関する研究と詳しい事例の広範な未公表資料を持っている。

低周波ノイズと振動の影響についての初期の研究に、ポルトガルの医師らにより行われた、高空や超音速飛行をする軍人や民間人への影響についての研究がある。これらの研究で、高空や超音速飛行は、心臓や肺などの器官に振動音響学的不調vibro acoustic disorder VADなる珍しい病気を引き起こすことがあり、タービンの振動も同様VADを引き起こし得ることがわかる。タービンによるもう1つの副作用は、風車のブレードから出る、フリッカーと呼ばれる光の、偏頭痛持ちやてんかん患者への影響である。

運動家campaignerたちは、これまでの研究の多くは環境健康担当の公務員や製造業者に対する苦情資料に基づいており、科学的研究に基づいたものではないと繰り返し論じてきた。だが、デンマーク、ドイツ、フランスでは政府が、潜在的な健康、環境問題を避けるため、新しく造る風力発電を沖合遠くに設置するようにしている。英連邦ではそのような規制はないが、ますます多くの院外運動家、専門家、政府担当官が、風力発電事業者の計画申請にあたってノイズレベルの法的規制値を評議会が決めてくれるよう求め始めている。院外運動家たちは、新しい計測法の必要性を主張している。

ピアポント博士は、すべての研究を自身で行い、いかなる組織からも独立に、今後の風力タービンは人々の住まいから少なくとも2km以上離すことを推奨し、次のように語っている;“風力発電会社と政府は、人間の健康に対するすべての影響について、適切な疫学的研究がなされるまで、人々の住む近傍に風車を建設し続けるとすれば無責任のそしりを免れない。

“私の研究は、風車が運転されている近くに住む多くの人々がー全員ではないけれどー一連の健康問題を引き起こしたが、彼らが遠方に移住したら、問題の多くが解消したことを示したのだ。”

振動の影響についての理解を画期的に進める研究が去年なされたとピアポントはいう。それはマンチェスター大学、プリンス・オブ・ウェールス医科大学、シドニー医学研究所の科学者たちによる研究で、人類の前庭システムには魚類や両生類のように、低周波振動に感度があることを示した。これはこの問題の理解についての転換点である。なぜなら、それはこれまで通例とされてきたノイズ測定法の伝統を覆すからである:“音響学者により行われてきた方法は、1930年代に初めて行われた研究に基づくもので、今や時代遅れなのだ“と。

ピアポント博士はさらに付け加える。風力発電会社は、健康問題は“想像上のもので、情緒に影響された仮病だ”と常にいうけれども、彼らの議論こそゴミで、医学的証拠が報告されている症状は真なのであると。

事例1:私の夫は肺炎にかかり、義父は心臓発作を患った。それまでは誰も病気ではなかった。

ジェイン・デービス、53歳、元NHS、National Health Section? 職員、夫、ジュリアン44歳、農業は距離930mの風力発電所のノイズを避けて遠方へ移住を余儀なくされた。それまではLincolnshire, Spalding居住していた。

“あの音は、なかなか着陸しない飛行機みたいな音だったとみんないっていました。夫はタービンが回り出すと間もなく肺炎にかかりました。それまでは胸部に何も問題はなかったのに。私たちは常時、頭痛と耳の不快感に悩まされていました。義母は肺炎にかかり、夫は心臓繊維病atrial fibrillationを患いー脈拍数も早くなりました。それまで彼に心臓病はありませんでした。私たちはみんな血圧が上がり、義父は心臓発作を起こし、耳鳴りするようになり、ひどい難聴になりました。”

弁護論:“風力発電は静かで安全です”

英国風力エネルギー協会British Wind Energy Association 英連邦の最大再生エネルギー協会は昨晩このように語った:“風力発電所を初めて訪問した人たちはまずいう。風車はなんて静かなのだろうと驚いたと。”

“事態を整理すると:ロンドン、ウエストミンスター市区London Borough of Westminsterの2008年の居住者中、約30万人の騒音被害者が記録されているが、風車被害者はゼロである。

”一方、2007年の風力発電と騒音の個々の研究によれば、全国で2000の風車から苦情は4件に過ぎなかった。うち3件はその報告が出版されるまでに解決していた。

“風力タービンは静かで安全かつ持続可能である。DTI内務省?報告によれば、風力発電の近くに住む人々の94%が風力発電に好意的であるのは驚くに当たらない。風力タービンが、いかなる意味においても、有害であるとする科学的研究は存在せず、多くの風力発電批判者さえ、正直にそのことを認めている。

“風力発電からのノイズは問題ではないのだから、われわれはこの不毛かつ非科学的な議論をやめて、二酸化炭素を減らす目的に集中しよう。”