風力発電の巨大な空気振動

飛行機の羽に当たる風が、どのように乱されているかのシミュレーションです。
風力発電の羽(ブレード)でも同じ現象が起こっています。

ブレードの長さは40m、風車の直径は80mにもなります。円周の長さは、L = 80× 3.14 = 251 m
仮に、3秒間で一周すると時速300km/hr 新幹線と同じ速さです。

どうりで風車の近くに行くと、ビュンッ、と高速で回っていることが分かります。先端はミツバチの羽のように振動しています。遠くから見るのとは大違いです。
この動画にあるように、巨大な羽からは乱された空気が伝播しています。もちろんブレードを伝わって、直径4~5m、高さ100mのタワーが振動しています。

ブレードが回ると、タワーとの間で空気が圧縮されて、その圧力がタワーをさらに複雑に振動させます。ブレードの回転に合わせて空気振動が被害地域に伝わります。
さらにナセルの内部には電気機器があって、タワーが中空の鉄パイプであることから、内部からも振動が発生しています。
風力発電の近くに行くと、いつもブーンッ、という運転音が鳴っています。

ここに書いただけでも、風力発電がいかに複雑な振動をしているかが分かります。由良町の場合は、21基の風力発電が200m位の間隔で林立しています。
風の方向は一定ではありません。縦列になって、乱された空気を受けてブレードが判断に困るような風圧を受ける場合もあるでしょう。
あるいは、すべてが被害地域を向いて、逃げ場のない低周波暴露地帯を作ってしまうこともあります。

低周波は自然界にはざらにあります。海岸へ行けば波のざわめき。野山では樹木の風音。自然界の低周波では被害にあいません。むしろ心地よい。
風力発電には、発生する低周波に被害成分があるから、耳鳴り、耳の痛み、頭痛、目まい、などの被害が出るのです。
由良町の風力発電2.000kwでは、周波数2Hzの所で特異なピークをもった、鋭く尖った被害成分を連続して観測することができます。

風力発電自体が複雑な振動をしているので、他にも被害成分はあるでしょう。その時々で、天候により、季節により、違った観測値が得られます。
この低周波の被害成分があるので、一定の確率で人間に被害を与えています。

行政や業者は、この特異なピークを持った被害成分を平均化して表示して評価しています。
このやり方は、まったく意味のないもの、影響のないものとする意思に基づいたものです。
あるいは、A特性、G特性といった耳に聞こえる騒音として、音圧を低減補正して過小評価する、などは論外であることは言うまでもありません。
参照値とか、感覚閾値とかで説明できるものではありません。

水俣病の時、厚生省や環境庁などが被害の原因を隠蔽したのと同じやり方です。さらに被害者を弾圧した。
償いを求める声は今も強く聞こえてくる。行政や議会は何もしなかった。

これは我が家で測定したデータをグラフにしたものです。縦軸に時間の経過を示しています。
その瞬間の測定値を、時間軸で並べたものです。

我家からは風力発電は見えません。山の向こうです。しかし、低周波は山を乗り越えて伝播してきます。
この時、騒音などの雑音は山に遮られて、低周波だけが純音として、我が家にやって来たというわけです。

被害成分だけが到達した。低周波を混ぜ返すような雑音がなかった。だから被害が強烈になったらしい。様々な怪奇現象に見舞われたものだ。誰にも信じてもらえない。
私は、今までたくさんの人が苦しみながら過ごしてきた原因にたどり着きました。行政や議会の面々からは、様々な暴言や嫌がらせが繰り返されている。

被害者は誰も証言するものはいない。こんな異常な事態を放っておくわけにはいかない。正気に戻って、考えてみようではないですか。
全国に被害者がいます。是非、ご協力ください。

1211a