ロシアの小話、私も黙っていた

ロシアの小話は昔から有名で、単行本にまでなって人々を笑わせている。なんせ命懸けだからさ。秘密警察、とかKGBとか、いろんな粛清のニュースがたまに載っている。スパイ小説の世界が今も生きているのだ。今年のノーベル賞には、そんな体制を批判するジャーナリストが二名も選ばれていた。

ついでに逮捕拘束されているジャーナリストは過去最大になっているんだとか。誰だ? グレタさんがノーベル賞とか書いたやつは。パキスタンのマララさんとは違うわな。今日の産経も、まるで笑い話のような記事になっている。「私も黙っていた」と書いて恥じることはない。何でやろ、と私は思うのだ。

同紙には懲りることなく、「再生エネが主力電源化する~」と書いている。そんなことあるはずがないのに、あたかも再生エネ、と抽象化した概念が現実のものになって機能すると繰り返すのだ。ウソも百回言えば本当になると、信じているのだ。恐ろしいアホよな。試しに今日の御坊市の天気図をアップした。

風速は0~4m/秒とある。先日のページにも載せているから参考に見るがよい。風車を回すだけの風なんか吹いてはいない。今年、6月、7月、8月、は毎日雨か曇りであった。添付の天気図の通りだ。つまり3ケ月間、太陽パネルは発電していない。風も吹いてはいない。どこが主力電源なんや。

こんなことはジャーナリストなら誰でも知っているし分かっているだろう。しかし誰も風力発電やメガソーラーは役には立っていないし、無理な開発を展開していだけだ、とは言わない。国の方針のままよ。政治家も誰一人として真実を語ることはない。ロシア顔負けだよ。

私はこれまで偉い人だと思っていた先生方や、政治家などに、なぜなんやろ?、と不思議でならないのだ。彼らから解放されたと言い換えてもよい。少し残念だけれど、彼らは信念もなく社会の奴隷でしかなかったのだ。無難に生きるためには不条理とか汚れ仕事とか、知らん顔するのが処世術であると決め込んでいる。

私が不器用なだけだったのだ。と言っても、谷口さんらのようにあれだけ被害を叫びながら苦しみぬいて死んでいった人に比べれば、まだこうやって生きていられるだけマシ、と考えている。もし私が黙ってしまったら、それこそ人々は大喜びしてさらに嵩にかかって攻めてくるだろう。

「ウソつくな」とか「アホよら」とか嬉々としてさ。それが今日の産経記事の趣旨であった。ノーベル賞はその時のニュースをさらっていく。さすがやな、と感心するのだ。日本には、なんでこんな人がいないのかと悔しいのだ。産経にこんなこと言っても、カエルの面に小便だけどさ。

日本では堂々と情報操作が行われて被害者が弾圧されている。風力発電の低周波被害、風車病は悪いものだけど、この隠ぺい工作に関わる全ての人が加害者だと思っている。被害者も加えてな。