子供だましか、

今日の産経記事を見ていてウンザリしたものよ。いくらEXPOだ、万博だ、といっても、これはヒドイだろう。「大阪万博は未来社会の実験場」だと? 図にして示しているイベントを見ると、どれもこれも底が見えている。薄っぺらいペテンではないか。私は土木科を出て建設会社にいたので、すぐにコンクリートのウソに気が付いた。

コンクリートは砂利とセメントと水を混ぜ合わせて作る。軽量コンクリートと言って、微小な空気粒を混入することもある。もしそれがCO₂だとしても、そんなものさっさと抜け出していくだろう。セメントはCaCO₃だから、化学的に一時的にCO₂を吸収する薬剤を入れたとしても、それが何になるというのか。

そもそもセメントの製造にはたくさんのエネルギーが費やされているのだ。ヘンなことするなよ、と言いたい。再エネの電気で水素を作る? もう既に福島県で大規模な施設を作って稼働しているだろう。結果を公表すればいいのにね。なんておバカさんなんでしょ。そんなことしてたら私たちの生活は破産するよ。

記事の感想はこれくらいにして、初めて馬渕睦夫の本を読んでみた。ディープステート(闇の政府)という。私の目的は、再エネの否定を書いていたからどんな内容なのか見たかったのだ。国際政治のご意見が主体だから、再エネは否定しながら詳しい中身は書いてなかった。端的に地球温暖化説は怪しい、脱炭素なんて不可能だろう、ということだ。

当たり前のことだから、とくに説明はいらないだろう。h24年、ジャーナリストたちが我が家を訪ねた時、風力発電の被害を訴えていた私に向かって彼らは「社会が破壊されるんやで」と伊豆や伊方の先進被害地を見てからの感想を話してくれた。その経緯はこのホームページに書き記してきたとおりだ。『風力発電の被害』に書いた。

カネを払っても見られない恐るべき崩壊をこの目で見つめることになった。哀れな被害者たちよ。計画的に笑いものにされて殺されたのだ。その原因が、馬渕睦夫によると社会の分断、社会主義化、静かなる世界大戦だ、というのだ。たしかにアメリカではリベラルと言いながら社会の分断が露わになっている。LGBTとか、BLMとか、日本人には分かりにくいけれど、酷い有様だ。

そりぁ、トランプみたいなのが必要になるわな。日本では、由良町では、被害者が苦しみながら死ぬと、人々は手を叩いて笑いあった。なぜな? これが社会の崩壊と言わずして、何というのか。それも風力発電はただの演出で、電気仕掛けで風車を回している。何が脱炭素なものか。そんなウソを、産経新聞は堂々と記事にして繰り返しているのだ。

日本では誰も抗議する人はいない。これが私には不思議でならないのだ。つまり一億総ヒステリー、洗脳社会に陥っていると思うのだ。ディープステートはアメリカではよく聞く言葉になっている。だがその正体は、というと私には分からない。時代の空気かもしれないし、大きな波が社会を襲っているのかもしれない。

脱炭素はウソだ。これだけは時間とともに明確になっていく。風力発電の被害に抗議しよう。健康に生活する権利があることを訴えよう。被害を否定する弾圧者たちをやっつけよう。