仕組まれたワナ

各地で風力発電の建設が進められている。それに伴い風車病に苦しむ被害者がいて、それを隠ぺいする仕掛けもまた進化を続けている。洋上風力の建設でも彼らは「土砂崩れが心配です」と言っているんだろうか。

あたかも心配そうに「反対」の言葉を言うグループは、もともとはここに添付したメーリングリストと称する環境運動家たちが始まりだったと思う。

それはh19年の伊豆の風力被害がきっかけで集められた、集まったヘンテコな集団だった。関係者の間では有名な人もいるだろうし、今も暗躍して悪さをしているから、よっぽど需要があるようだ。メーリングリストの次が「考える会」だ。

組織的に確立されていて全国ネットで繋がっている。御用学者の手配、行政との調整? プロパガンダ情報など地域対策の舞台を裏表で操っている。本当にタクトを振っているのはまた別にいるんだろうけどね。由良町で体験したことは、各地の被害状況と全く同じものだった。

ジャーリストが各地を視察して教えてくれたものよ。「あの人たちはいったい何者で、何を目的としているのか、それを知ることがまず先決でしょ」現場の当事者、とくに被害者には分からないけれど、部外の第三者から見れば、仕組まれた罠がよく見えたに違いない。

私も低周波被害者の会の窪田泰さんが具体的に教えてくれなければ、ここまで理解するのに時間がかかったことだろう。「考える会」の次が連絡会というらしい。次々と看板は変えていくけれど、中身は変わらない。風力発電の仕掛けなのだ。これまで、彼らが被害を訴えたことがあっただろうか。

土砂災害とか、洪水とか、別の言葉にすり替えていた。風車病に苦しむ人を前にしてだよ。クスリを飲めばよい、とかさ。御用学者は環境省と同じことを(被害の否定)言葉を変えて言っているだだからね。参加者には何でもいいことだけど。洋上風力では海流が変わると言っている。それで? 彼らの目的は、環境運動してワイワイ騒ぐことなのだ。

風力発電の低周波被害は強烈だから頭をやられる。被害者にはまともに考える力なんか残されてはいなかった。転居しても後遺症は残る。社会から迫害された疎外感は人生を破壊する。「私は今まで何を見ていたんやろう」と。問題は、日本では誰もこの被害に関心を持たないことだ。

自民党の総裁選挙でも、再エネにする、と言っているし、原発だ、と言っている。被害者などリスクの受容だと日本社会が判断するのだ。『風力発電の被害』では、由良町で見た倫理の喪失を訴えた。被害者も周囲の人々も、思いやりや人間性をなくしていくのだ。

「一回言うたらもうそれでいいやろ」、「関係ない」、たくさんの無関心、侮蔑の言葉を投げかけられた。私は総スカンにされていた。もちろん被害者たちからもね。これが「風力発電の被害」なのだ。残念ながらこの記事、新聞にはその気配はない。これも仕掛けなのだ。日本が転落していく。

これまで、各地で風力被害者が悲惨な状態を訴えては消えていった。誰も助けないどころが軽蔑と迫害だけだった。あの日、谷口さん宅を訪ねた公明党議員は「あの人はウソをついている」と帰り道に言って回っていた。私は周囲の人とともにその言葉を聞いた。

「そうかい。世の中には悪い人もいるもんや」と笑っていた。何がおかしいんだろうか。私には分からない。暴行傷害、殺人事件なのだと思っている。