コロナワクチンと風車病

なんか嫌な感じがして、まだコロナワクチンを打っていない。周囲の人はほとんどワクチンを済ませているようだ。由良町の人口は約6,000人、隣の御坊市は約2万人だから、近隣の町の人口を合わせても4万人くらいか。ワクチンを打って死亡したという話は聞いていない。

しかしインターネット検索してみると、日本ではすでに1000人ほどの人がコロナワクチンで亡くなっているという。アメリカのCDCのページにも6968人が亡くなっていると書いてある。ところがだよ、日本もアメリカもワクチンとの因果関係は無い、と断定しているのだ。

あるいは極めて稀に起こることだから、コロナ罹患のリスクを比べると、どちらが正しい選択か明らかではないか、というのだ。どちらも政府機関だからね。同じ判断になるのだろう。私もそうだな、と思っている。福島原発の事故では、米軍のトモダチ作戦で、米兵が放射能被ばくでガンになったり亡くなったと言って、裁判を起こしていた。

アメリカでも日本でも認められなかったようだ。もちろん日本人で被爆して苦しんだとしても、被害者は一切無視されて隠ぺいされたと聞いている。被害の事実はない、と。一時、それは違うだろうと抗議した学者がいたけれど、その後の動きは聞こえてはこなかった。風力発電の低周波被害では、被害確率は100人に一人か二人だ。

10人くらいは低周波のあることを感じるらしいが、耐えがたい被害とまではいかないらしい。被害確率が2%なら、風車周辺の社会では結構な人数になる。由良町では、谷口さんら被害者が苦しみを訴えながら次々と亡くなっていったのはこれまで説明したとおりだ。彼らの貴重な声の録音もある。

それでも環境省の判断は「精神疾患のもの」として被害を否定している。厚生省などは受け付けないし無視を決め込んでいる。ひどい罵声を浴びせられたから、それなりの事情があるんだろう。かなりコワモテ、脅し文句であった。国の公務員がだよ。

コロナワクチンと、風車病の被害者を簡単に比べるわけにはいかないけれど、国の機関が、政策として被害を認めないことに変わりはない。由良町の風力発電被害では、被害者に対する弾圧が、人々の笑い話、嫌悪にまで操作されていた。被害者でさえ、涙を流しながら「関係ない」と被害を否定して死んでいった。

私に対して激しい言葉をぶつけて、激高した人もいた。地域の人々は何でも知っているのに「関係ない」「あほよら」と言ってあざ笑った。コロナワクチンでは被害の数が、もっと少ないから、話題になることもないだろう。いつもの環境運動家たちのはしゃぎようよ。

お上から言われたとおりにしか考えることができない、いや、何も考えられない日本人のアホらしさを見てしまう。日本だけが「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ)という言葉がない。各地のエセ風力反対運度では、「土砂崩れが~」と、言われた言葉を繰り返している。アホにつける薬はない。