イノベーション、っておかしい

今日の産経記事だが、イノベーションの言葉が空しい。昔の大本営発表みたいだ。なに、私は石炭火力は必要だと思っている。脱硫装置もついて、かつてのように嫌な臭いもしなくなっている。しかしこの記事の書き方を見ると、どうもいけません。「実証実験も近く始まる予定だ」なんて書くからよ。無責任な中身でしかない。

大体、主力電源が太陽光と風力だと書くあたりは、ウソつけっ、と思わず文章の意味を確かめる。今、6/20日、梅雨のさなかよ。太陽パネルも風力も発電しない。そしたら火力発電100%やないか。なんせ、風力の風も吹いていないからさ。風車を回すのに電気がいるでしょ。デモンストレーション、演出ごっこも大変よな。

左下の図に示している「電力需要と発電量」もおかしい。風力なんて、まるで当てにならないことぐらいは、とうに分かっているじゃないか。先日、伊方原発の近くで地震があった。震度4.皆さん、ヒヤッ、としたんではないか。南海地震がもうすぐ来る。風力や太陽パネルはまるで役に立たないことは、これまでの災害で実証済みだ。

北海道のブラックアウトでは、風力が引き金になったと言われている。これが現実だ。私は石炭火力で安定的な電力供給ができればよいと考えている。石炭は少し効率が悪いのか、野積みされた石炭の山が、アッ、という間に燃やされて無くなるのを見ると、なんかすごいもんやな、という驚きの声を聴いたりする。だから記事にあるように、少しでも高効率な火力発電に更新できればと願っている。

CO₂はドライアイスにでもして南極に積み上げておくんやね。風力や太陽パネルに付き合って、変動を繰り返すような稼働は望ましくはない。かえって、効率が悪くなる。ドイツなどで実証済みだ。左下には「蓄電池」は期待されているがメドはたっていないと書いている。あの大臣たちのセリフの軽いことよ。そしてイノベーションが重要だと繰り返す大本営の発表も、とうに嘲笑でしかないやろ。