アンカバード(あらわにされた)とは大層なこと

産経のいつもの提灯記事です。まず写真を見ると、風力発電がいかにもCO₂を減らしているようにデザインされている。そんな事実はどこにもない。虚構の論理が数値とともに、なんだかんだと振り回されていく。その結論として途上国支援と、中国に対抗することだと説くのである。無理筋、というより、嘘つくな、と思わないか。

大体さ、2030年と言えばあと8年の間のことだよ。風力も太陽光も原発も、火力発電なしには動かない。大体、日本の風力発電は電気仕掛けで回している。再エネトリックなのだ。こんな嘘八百を、さも実現します、みたいに書く無責任性、アホなプロパガンダはいったいなぜ可能なのか。そして誰も批判しないし怒らない事態に、落ちていく、何か大切なものがある気がしてならないのだ。

記事の梗概にある「革新的な技術の開発」とは一体何なのか。よく大臣や行政が言葉にして繰り返しているから、なんとなくそんなものかと思いこまされていないか? そんなものどこにもないんだよ。すべて虚構の世界のトリックさ。たとえ話にすると、80年前の大東亜共栄圏、八紘一宇、アメリカに宣戦布告、みたいなものよ。大本営の発表なんて、そんなものでしかなかったのだ。

12歳の少年のようだ、とバカにされても気が付くまい。日本人とは、世界的に見てその程度の低レベルだとみられていることがなぜ分からないのか。あの戦争の時に、嫌でも見せられたんじゃなかったのか。それをまた再現されているんだから既視感いっぱいよな。インターネットで、「Scam wind power」、「Liar wind power」で検索してみるがよい。

いかに我々が再エネと言って奉っている事業が、ウソにまとめ上げられているかが示されている。なぜ日本にはこんな当たり前な批判ができないのか。それが残念でならないのだ。由良町の風力発電を撤去してくれ。風車病で耳鳴りがして苦しくてならない。仕事にならないのだ。