CO₂ ゼロ、というバカ

燃やしても二酸化炭素CO₂を出さないと書いてある。しかも製造時にCO₂を排出しないともある。天下の産経新聞の記事だよ。この欺瞞はいったい何なのか。笑えるではないか。こんな大仰なウソを書いておいて、そして誰も抗議しないとなれば、これは日本の社会がおかしいのだ。

分かり切ったことだが、水素もアンモニアも天然ガスから作っている。化学式を書いてみれば分かるだろう。つまり製造過程で二酸化炭素が必ず出る。石炭ガスから作っても同じことだ。それを、燃やしても二酸化炭素が出ない、と喜ぶ記事の書き方は、読者をバカにしているではないか。

日本人はこんなにアホだったのかい。言っとくが、天然ガスのままエネルギーとして利用した方が簡単で効率が良い。わざわざアンモニアにして利用する利点はない。これは「再エネ」という詐欺特有の原点なのだ。エネルギーの無駄遣いさ。イデオロギーのために、こんなバカなわずらわしさを作り出す。

まるで宗教儀式ではないか。目的は、産業社会に対する攻撃かい。いや、脱炭素じゃなかったのか。こんな仕掛けに莫大な補助金が消えていく。風力発電なんかもっと悲惨やで。去年撤去した福島沖の風力なんか、天文学的な損失を見たはずや。それでも環境運動家たちは、うまくいっているところもある、とせせら笑っている。

今や環境運動の何たるかは見ての通りだ。正義を取り戻そうぜぃ。こんな金があったら、古くなった発電所を新しくするとか、自前の天然ガス、メタンハイドレードなど、次世代のエネルギー開発に理想を向けようやないか。