振武隊、特攻隊の本を読んだ。

やはりな、と正直に思いました。大叔父は兵役を拒否して、「あんな戦争で死ねるかよ」と吐き捨てるように言っていた。他の大叔母は息子が何人も戦争でとられて亡くなっていたから、複雑な葛藤があった。祖母は国防婦人会の会長さんで、言葉少なに俯いていたものよ。奈良の江住刀匠は少年飛行兵で志願したという。

戦後も自衛隊に居たから根っからの戦争好きなのかもしれない。紀元二千六百〇〇年と刻した刀を何本も作っていたから、かなりの頑固者よ。逆に、特攻隊員を見て、とても見ていられなかったと証言する人もいる。私は何人かのアメリカ人と話していて、彼らが一様にCrazyと言っていることに気が付いていた。

その言葉を一般の日本人が理解することはない。私は本当に日本人なのかと疑問を持つ瞬間だ。前記の大叔父の言葉が身に浸みる。「あんな戦争で死ねるかよ」と。彼は楠木正成の子孫なのだ。信念を持っていたと信じている。私がこの本を読んだ理由は、なんで日本人は、こんな作戦に夢中になって、しかも今でも反省の言葉がないのか、ということだ。

アホな上官のことも長々と書かれている。部下に死なせておいて、ご自分は何とも思わない。周囲も追及することはない。おかしいではないか。戦争だから、世界戦争で、当時はどうすることもできなかったから、というのか。しかし証言者の話として、やっと人生の最後に来て、振武隊、特攻のことを話すことができる、とある。

今までは生きるのに一生懸命で、自爆攻撃のことなど話すわけにいかなかったんだろう。同じように、風力発電の低周波被害よ。私は谷口さんら被害者の言葉を録音して、資料を揃えて行政、政治、警察に被害を訴えた。被害者は次々と死んでいく。谷口さんらも個々に被害を訴えていたから、それらの役人は知らぬはずはないのだ。

地域の人々も、被害者がいて苦しんでいたことを知っている。それがなんで風力被害者を嫌悪して笑いものにするのか。「風力被害など聞いたこともない」と強面で断言するのか。私にはそれが分からない。由良町だと、風力発電は風もないのに毎日回っている。ヘンだと気付くのは私だけではあるまい。「私たちはデモンストレーションの飾りの風車に殺されるんや」と泣き声とともに亡くなった被害者がいた。

たくさんの虐待を受けたと聞いている。それなのに、この事件を『風力発電の被害』として本にして配布しても、誰も見向きもしないし、私は総スカンなのだ。何がこうまでして被害を隠蔽するのか。自然エネルギーだと言って誉めそやすのか、特攻の自爆攻撃と同じではないか、と私は思ったのだ。

たしかに低周波被害者になるとヒステリックなヘンな人になるし、行政などからヘンな人にされている。だから排除したらいいじゃん、ということにはならないだろうが。違うか。世界では、とうに風力発電に対して抗議運動が起こっている。日本には一つもない。Crazyやで、と私は思うのだ。

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