風力裁判の判決、罰金40万円だと。

私を散々苦しめた風力裁判ですが、罰金40万円でした。ことの顛末は、これまでこのページで報告してきたとおりです。

1.谷口さんが亡くなる2016年ごろ、近所の人から嫌がらせをされていると何度も電話があった。

2.私は、抗議しなければいけないかな、と思っていた。当時も私は地域対策で排除されていたので、あちこちで「出ていけっ」と叫ばれることが多く、安易に出かけることはためらっていた。

3.谷口さんの葬儀の時、谷口さんの自宅で、その人たちのグループに出くわして、「まだ言うてるんか」「他のことをしゃべれよ」「もういいやないか」などと敵意を込めて言われた。風力発電被害の苦しさを、まだ言うのか、ということだった。それで谷口さんの悔しさは本当だったんやと確信した。

4.その人の新聞記事をページにアップして、何が名誉だ、と批判した。

5.その人は弁護士を通じて裁判所に名誉棄損で訴えた。

こんなところかな。警察は最初から私を犯罪者のように扱った。谷口さんの家族に助けを求めたが拒否された。風力被害を訴えることで、何かマズいことがあるようだった。谷口さんは兄弟の人と口論になり、過激な喧嘩になったと聞いていた。それで私も残念した。添付資料は、最終弁論で、私がそれを見ながら話したものです。途中で止められて、参考にするからと提出を求められました。

私を訴えた人は、風力発電の被害など聞いたこともないと言った。検察官も、私の思い込みを書き綴ったものだと断定した。裁判官はその言葉通り、同じことを繰り返した。国選弁護士は、誠実に弁護に努めてくれたと感じた。しかし当初から、これはダメです。出来れば私を解雇してくださいと何度も言っていた。御坊警察での取り調べの時から、これは茶番劇やな、と感じました。

それで簡単な略式裁判で終わるのではなく、何があるんやろう、と見てみたくなったということです。被害を訴えるものを叩く。黙らせる。スラップ裁判でした。h25年に我家に来た、コロンビア大の研究者がきつく私に忠告したとおりのことが行われていました。「法律でやられるんやで」と。風力事業では、どこでも付き物らしいのだ。地域の人たちはとても喜んでいる。面白くてならないのだ。

被害者が死んだ時も笑いものにして喜んでいた。地域社会は崩壊していたのだ。東伊豆町でも、南伊豆町でも、どこでもそうなっているでしょ。環境運動家たちは、私が裁判にかけられると聞いて、大喜びしたことは言うまでもない。彼らは単なるオチョクリだったのだ。彼らは今、「土砂崩れが心配だ」と笑いながら繰り返している。低周波被害はタブーなのだ。私の先祖の由良守應は讒言によって和歌山から追放された。

その後は夢のような冒険を繰り返して、添付のような小説になっている。才能や運もあったんだろう。人間関係にも恵まれていたようだ。対して、私は総スカンよ。一人で百姓仕事をして貧しく暮らしている。40万円は高くて堪えている。応援していただければありがたいと思っている。汐見文隆医師は、すべて自費で賄っていた。なんせ成功したお医者さんだからね。私などと、同列にはいかない。

控訴しようと思ったけれど、次は大阪の裁判所になるらしい。大阪で弁護士を探すことになる。成果は期待できない。今回、一つの目的は得られたと思っている。谷口さんは苛め殺されたのだ。この裁判では、ウソがまかり通った。風力発電という形を笠にして、被害を訴えるものを弾圧して殺したことだ。私は最初から、これは殺人事件やな、と思っていたことが、現実に証明された瞬間だった。

私は便利がよいから、いつも谷口さんと言っているけれど、他にも被害者はたくさんいるからね。苦しみながら、泣きながら死んでいったのだ。それを訴えて何が悪いものか。少しずつでもカンパが集まればと期待しています。とくに風力被害者は、大変なことになっていることは分かっている。私がそうだから。少し助けてくれるとありがたい。

私が今回の裁判で、略式裁判で簡単に終わらせるのではなく、何が問われているのか見極めたかったのは、たくさんの風力被害者たちの無念の意味を確かめたかったからでした。

h24年から、知人のジャーナリストなどに勧められて、私は三回ほど、御坊警察署に風力被害を訴えました。被害届としての書類を提出までには至っていないと思います。

たくさんの地域の人々が風力発電の低周波被害で苦しんでいる。被害者が苦しいと訴えて、すぐに亡くなっていくことが何度もありました。

このようなありのままの風力発電の被害を資料を渡して訴えました。

同じころ、私と並行して、由良町畑地区の谷口愛子さんも、知人とともに、何度か御坊警察署に被害の訴を行っていました。

谷口さんには警察内に知っている人がいるようでした。以前、h24年に、隣町の日高町で風力発電の反対運動をしていたのも、元御坊警察署勤務の人でした。

私や谷口さん以外にも、御坊警察署に風力被害を訴えている人がいるようだ、と谷口さんに教えられていました。

由良町で風力被害が明らかになる前、伊豆や四国の伊方でも、風力発電の低周波被害が有名になっていて、週刊誌などに公害記事として記載されていました。

ですから私は全国で、これだけ風力被害が明らかにされているんだから、すぐに風車を止めるとか、撤去するとか、解決に向かうだろうと安易に考えていました。

実際は、行政の地域対策、被害否定のために、被害を訴える人は少しずつ変わっていきました。

風力発電の協力金や、それに伴う地域活性化事業に参加することなどで、「私たちは風力発電には反対ではありません」と言う様に変わっていきました。

そんな中でも、谷口さんはひどい風車病に苦しんでいたせいもあって、地域では最後まで、風力発電の低周波被害を訴えていました。

谷口さんが亡くなる2016年になってからのことですが、「自動車のタイヤがパンクさせられていた」、とか、「ジッと私を監視している人を見かけるようになった」、などと私に伝えてきました。

そして自宅の近くで、山手から小便をかけられて嫌がらせをされた、と何度も電話で伝えてきました。

それが近所のJさんだというので、私もひどい話だな、と何か抗議しなければいけないかなと考えていました。

それ以前にも、谷口さんと、地域に人権擁護委員がいるのに、風力被害を何とか訴えてもらえないのかと話していました。

人が苦しみながら死んでいる。被害を否定されて、こんな人権侵害もない、と憤っていたものでした。

和歌山市にある人権委員会にも被害の訴えをしていたことから、話ができないのか、と議論したものでした。

しかし谷口さんは、2013年、2014年ごろ、Jなんかはダメだ。風力側の人間だ、と怒っていました。

谷口さんは行動力のある人でしたから、この時、直接、Jさんに被害の訴えをしたと思います。もちろん畑地区の区長や、近所の人たち、ほとんどの人に声をかけて被害を訴えていました。私のホームページには、いくつか谷口さんの訴える声をアップしています。畑地区は100軒ほどですから、それもほとんど昔からの知人ですから、話しやすかったでしょう。私も自分の住んでいる門前地区で、大体の人に風力被害のある、ナシを聞きました。

ですから、Jさんが前回の審理で証言したように、風力発電の低周波被害など聞いたことがない、というのはウソなのです。

2014年に、畑地区全員に風力被害のアンケート調査が行われていますから、知らないはずはないのです。

紀州新聞や日高新報といった地元紙には、何度も、畑地区の風力被害のことが記事になって、記載されて有名な話ですから。

ところが御坊警察署で取り調べられた時、「由良さん、あなただけでしょ」と刑事さんは言うのです。私はすぐに反論しました。

畑地区の谷口さんが、何回も風力被害を訴えに来ています。調べてみてください。他の人も被害を訴えに来ていると思います、と話しました。

風力発電の低周波被害を受けて、低周波病になると、頭痛や目まい、体のしんどさ、で急激に生活の質が落ちてしまいます。

夜も寝られずに、難儀しますから、何とかして風車を止めてください、と訴えるわけです。

もともと、精神が参ってしまっている被害者に、地域対策で「被害はない」と行政や業者は弾圧を加えるのですから、重症の被害者はたまったものではありませんでした。それで4人ほどの被害者は泣いて私に訴えたのでした。

たぶんそれは私だけではない。他の議員さんや有力者にも懸命に「助けてくれ」と叫んだと思います。

しかし誰も答えるものはいなかった。私一人がバカ正直に彼らの被害を訴えて、今、こうして裁判に向かっています。

私もひどい風車病に苦しんでいます。私のホームページに書き記しているとおりです。

周囲に風力被害に苦しむ人たちがいる。被害者の苦しもを知りながら、人権委員として表彰され、名誉に浴している。なんかおかしいではないかと思いました。

その人が、なんで今も風力発電の低周波被害など聞いたこともない、というウソをついているのか。

初めて私に風力被害を伝えてきたのは谷口さんでした。その谷口さんが亡くなる少し前に、Jさんから嫌がらせ、弾圧を受けたらしい。

谷口さんの葬儀の時、谷口さん宅で、たまたまJさんグループと向き合った。Jさんら4~5人は、私に向かって、「同じことばかり言うな」、「まだ言うてるんか」、「他のことをしゃべれよ」、「もういいやないか」と、私に敵意を込めて言いました。

なるほど谷口さんの言っていたことは本当の悔しさだったんや、と私も思うに至りました。

それでJさんの記事を皮肉って、ホームページに載せました。何が名誉だ、と批判したのです。

それとJさんはインターネットをしません。知人が知らせてコピーを見て知ることになったと証言しています。

実は今回の事件と同じことが三回ほどありました。

今、話した谷口さんもインターネットをしませんでした。

親切な人がいて、いつも私のホームページをコピーして見せてくれる人がいると話していました。

そしてある日、私を「名誉棄損で訴えてやる」と怒ってきたことがありました。

これも御坊警察署で話したことですが、誰かが、わざわざ、私のホームページを監視していて、「これは使える」と見ると、さっそく当事者に連絡して怒りを煽ったことでしょう。

谷口さんの場合は、原因となった東伊豆町の藤井さんという町会議員が直接、去年、我家に来て、笑っていました。

人を怒らせる仕掛け、破壊工作があるようでした。

私のホームページをコピーして、Jさんや谷口さんに渡していた人の名は、今も誰なのか聞いていません。

私が、この事件をスラップ訴訟、反対するものを弾圧するものだと考える所以です。

風力発電事業には、国の政策として、莫大な金が動きます。反対するものを潰すという作戦、策謀の一コマであると考えるものです。

また、風力発電の低周波被害は、日本だけでなく、世界中で同じ被害になっています。

試しに、「Protest wind farm」、あるいは、「Stop wind turbine」と検索してみればわかります。

日本でも、「風力発電反対」、あるいは、「風力発電、低周波被害」で検索すると、たくさんの記事が出てきます。

日本と、海外の違いは、テレビや新聞で、風力発電の反対、抗議運動を報道しているか、どうかです。海外なら普通に新聞などで報道されています。

なぜか日本では、風力発電の反対運動や抗議運動は記事にはなりにくい。日本独特の言論統制、経営上の忖度があるんだろうと考えています。