論破して下さい、とな?

熊本の地方紙が届いた。風力発電の提灯記事だそうだ。

下手な文やな、と思った。私も学生時代に、担任の先生から「下手な文だね~」と言われて赤面したことがある。それでもコンサル文を書くようになってから、書いては書き直しの仕事をしていたんだから因果なものよ。その私が下手、と言うんだからあまり説得力はなさそうだ。

ここでは文の下手さ比べより、中身の批判をしよう。同じことかもしれないが。

* 熊本日日新聞の今朝のコラム「射程」です。

木村氏は私は知りませんが、年配記者で多分論説委員でしょう。県南(水俣市を含む)に風力発電計画が相次いでいることを挙げ、風力発電が地球温暖の防止、再生可能エネルギーに寄与するため、「政府はこうした動きを積極的に後押しすべきだ」と断じています。ご丁寧にも、続けて「命がうしなわれないよう」(!)とまで付け加えています。

仲間から、これを論破してほしいと頼まれましたが、私の知識では及びません。是非、この、ピントがずれまくった「射程」を批判して頂けませんか。

さて、批判します。「命が失われないよう」と結論しているのが愁眉やね。笑ってしまう。風力発電を建設しないと殺されるのか? うだうだと腐ったことを記事にしているけれど、よくもこれで新聞になるね。ナニ、こちら和歌山の地方紙だって同じレベルなんよ。アホらしくて月に1600円の新聞代を払いたくない。それほどひどいのだよ。小学生の作文の時間ではあるまいに、あまりのアホらしさに、説明する気がなくなった。

バイオマス発電も、揚水発電も、電気屋さんにきいたらよい。九州の山々、一面を禿げ山にして焚いたって、大した発電にはならない。揚水発電の効率の悪さよ。夜間電力は余っていて安いから、余剰電気というんでしょ。それを夜間に発電してどうするんですか。もうアホらし。こんな新聞、見たら目が腐る。