水俣市の風力反対運動

水俣市の道家さんと話してみた。風力発電の建設に反対したいんだが、何が被害の原因なのか、それが知りたい、ということだった。私は、たまたまこの地域の人たちと話したことがあって、10年前に、風力発電計画を拒否したことがあったこと、そして水俣病の公害運動のことも聞いていた。やはり酒飲みながら膝を詰めて話さないと、分からないことはある。

このチラシはまだ完成ではないという。表紙だけ紹介します。彼は、「低周波被害が悪いから、被害が起こるんだね」と言った。私は、水俣病の原因が水銀であったように、風力被害は、低周波の被害が問題の核心ですと答えた。それを環境運動家たちは、土砂崩れが心配だ、発電効率が悪い、エコなのか、などと問題をすり替える。環境問題、エネルギー論に騙されてしまうのだ。

なに、聞いている人たちも分かっていないから、どうでもよい話だけどさ。御用学者だけは止めといたほうがいいで、と言っておいた。すでに彼の周りにはスパイ、工作員が取り巻いていることだろう。引きはがしもあるだろう。そう言うと、彼は笑っていた。被害者じゃないからね。その深刻さが分かっていないのだ。2、3、同じような風力反対運動の人たち、成功例も失敗例も話しておいた。

以下、道家さんからのメールです。

市民団体「ちょっと待った!水俣風力発電」の創刊号です。3,000部発行します。みんなで手分けして配る予定です。「ちょっと待った!水俣風力発電」会名について。

①風力発電を安易に受け入れてはいけませんよ。
②水俣市長、計画の適否判断は慎重のうえにも慎重に。
③公害の原点水俣から、「風力発電は公害の源」と世界に発信します。

以上、3つの意味を込めて会の名前としました。会の名前を考え出したのは、私より柔軟な頭脳をもつ若い仲間です。月1回の発行です。

亀嶺峠の景観を守る「亀嶺な会」代表 道家 哲實