再エネの広告記事なのに、【敵は自然】と書く見出しに笑ったよ。そもそも最初から、「自然災害が増加する」「気候変動の危機が進行している」とあるから、まさに危機感をあおって、さぁ大変だ、と書いてあるのだ。国連機構サミットの、お決まりのセリフではないか。
こんな言葉をスローガンにして、風力発電や太陽光パネルは全国に建設されているのだ。自然エネルギーだ、と宣伝しながら、「敵は自然(本能寺)にあり」と書き連ねるこの記事のアホらしさよ。大体、夜間に電気が余っているから、夜間電力と言って、揚水発電などに使っているんだろうが。
それをわざわざ大型蓄電池に電気をためて、利用する機会を伺う、というのだ。ヘンな話だと思わないか。レジリエンスとも書く。自然災害は、いつ、どこで起こるか分からない。復旧のために、未然に何ができるかは、『杞憂』という故事に詳しく書いてある。あくまで程度の問題ではあるけれど。
風力発電や太陽光パネルは、自然災害にめっぽう弱い。そんなことは、これまでの災害の経験で分かり切っているではないか。北海道のブラックアウトで、風力や太陽パネルが役に立ったのか? 風力がブラックアウトのきっかけを作ったと言われている。今年の九州での大雨に、風力や太陽パネルは役に立ったのか。
ボロンチョに破壊されていたではないか。ここでも、ありもしない理想論に結論が収斂している。ぜひ最後の文章を読んでみて、何が書かれているのか、この記事の善悪を判断してください。再エネ政策として、莫大な費用、税金が費やされている。「再エネは、天候によっては使用できない」とある。
つまり当てにならない電気なのだ。これが結論であり、レジリエンスなどと書く論理は初めから破綻している。だからこの記事はおかしいのだ。