ウソの混入

前ページの「石炭火力の休廃止」記事に続いて、7/4日、今日のサンケイ記事を紹介する。私は風力発電の低周波被害を訴えているので、石炭火力がどうであろうと、あまり関係ないと思っている。しかしこの記事を見てわかるとおり、趣旨はずいぶんと歪められているので、そのウソを指摘しておく。再エネと原発推進なのだ。日本は二酸化炭素(CO₂)の排出量が多いから、海外から圧力があると書いてある。おかしいでしょ。日本のCO₂は世界の3%もないだろうとされている。

アメリカや中国、ロシアなどの大量排出国を棚に上げて、どういうつもりだろう。電源の特徴と題する表には、「発電時にCO₂排出ゼロ」と書いてある。再エネは、火力発電のバックアップなしにはあり得ない。よくもこんなウソ掻くな。更には、「再エネや原発の比率が計画に届かなければ電力需要の逼迫につながる」とする。脅迫めいた結論になっている。再エネなどは、もともとベースロード電源ではないし天気任せの当てにできない電源よ。

今、電気が余っているからこそ石炭火力の休廃止を進めるのではなかったのか。再エネを主力電源化する? あのドイツで風力事業は破綻しているではないか。蓄電池を活用する? そこまで費用をかけて高額な電気を提供する意味はあるのか。御用学者の文章もあって、石炭火力を非効率と書いてある。それでは再エネは効率が良いのか?これだけ全国で風力発電の被害を見ながら、メガソーラーの乱開発を見て、何をとぼけた記事にしているのかと思わないか。

由良町の風力発電21基で、私は風車病に苦しんでいる。全国には叩きのめされた風力被害者がたくさんいて、「私たちは風力発電には反対ではありません」とアホな言葉を繰り返している。それを見て、行政や政治は笑いものにして喜んでいる。海外の連中はもっと喜び踊っていることだろう。誰も責任を取らない。原発事故と同じことか。もうアホな話は止めようやないか。