学歴なんか、どうでもよいのに

私は勉強があまりできなかったので、学歴コンプレックスというのが人並みにあります。父も母も進学高卒なのに、私には無理でした。同じような家庭をよく見ますよね。親は東大卒なのに・、というやつよ。私の父は東大に落ちたとかで、相当なひねくれがありました。

参考書もたくさん積んであって、沸々とした不運を抱えて、松茸山の開墾、ミカン畑の経営に汗を流していました。私のダメさを見ながら納得することがあったんでしょう。田舎の百姓としては割と堅実に、戦後社会を生き抜いたと思います。三男坊だから、家業の百姓を継ぐ予定はまったくなかったらしい。

残された古い手紙には、叔父たちが「お前は父や母の世話をして、由良の家で生活する運命にあるのだから」と諭されている。さて、東京都知事の小池氏の学歴よ。日本の大学は卒業しなかったのか。だったら高卒でもいいじゃないか。田中角栄もそうだったやん。海外の大学なんて付録みたいなものよ。

夏期講座みたいなもんよ。わが家には、海外からたくさんの大学生が来たけれど、大学の中身を聞いたら笑ってしまうで。入学試験はなし、授業料は無料、なんかシランが卒業できた、とか。そのレベルも、ピンキリよ。政治家には、たまにウソの学歴を書く人がこれまでにもいた。見栄を張りたいんやね。

そんなものハリボテでしかないのに。そのウソがばれるとコテンパンよ。政治の怖さを見る瞬間だ。しかし、小池百合子氏はよくやっている。大輪の花を咲かせてきたではないか。あのマンパワーはホンモノだ、と感じている。選挙では断トツだろう。好事、魔、多し。せいぜい、気を付けることやね。

小池都知事が提供したカイロ大の卒業証書と卒業証明書邦訳