誰も助けなかったくせに、

由良町では今、町長選挙と補欠議員選挙が行われている。去年の選挙で、私は総スカンを食ったから、出る幕はない。一つの役割を果たしたんだろうと思っている。風力発電の低周波被害では、たくさんの人が苦しみながら亡くなった。これまで私や谷口さんが訴えてきたことである。

しかし今度の選挙でも、風力被害の言葉はどこにもない。強迫観念でもあるのか、風力の「ふ」の字も言ってはならないらしい。私がたまに世間話に、近所の人に風車病で苦しいのだ、というと、「ないない」、「関係ない」と手を振って逃げていく。その嫌われようよ。村八分を通り過ぎて総スカンとなっている。

谷口さんの書いた『ある風車被害者の独白』にも同じことが書いてあった。各地で風車被害の調査に関わった汐見先生や窪田さんも同じようにして地域から追放された。それも依頼された風力被害者たちからよ。私は、誰も谷口さんを助けなかったことを見てきた。それどころか弾圧の繰り返しであった。

小便を山手から掛けられたり、タイヤをパンクされていたり、ヘンな事ばかりが起こっていると電話してきたものだった。今も、谷口さんはウソをついていたんや、と地域の人たちは言っている。死んでも名を遺すんやから使い道があるんだろう。「ウソつくな」ということか。添付記事でも、助けよう、などという気配はない。

ピエロなのだ。面白い珍獣がいる。風力事業は面白そうだ、という内容になっている。世界中で風力被害が問題になって、抗議運動が引き起こされている。しかし日本だけ「Stop wind turbines !」という言葉がない。なぜ風車を止めたらいけないのだろうか?

それは、この人たちは風力事業の手先として、風力発電建設の着地点を踏み均しているのだ。全国の自称風力反対運動は、「反対」といいながら、業者や行政と連携している。風車ネットや考える会と言いながら、本当に風力被害を心配する人を誤魔化しているでしょ。低周波被害者の会の窪田泰さんもそう言っていましたよ。

気が付いている人は、もっといるはずよ。だから仲間に入れてもらえないんだよ、と何度あちこちで言われてきたことか。すべては筋書き通りにやられてきたのだ。全国には、この記事に書かれている谷口さん以外にも、たくさんの被害者が苦しんでいる。関係ないのか? 偽善も過ぎると滑稽になる。