風力発電の低周波被害、一つの論点

前ページには北海道の風力被害の記事を紹介しました。小さな風車がたくさんあって、どんな被害成分が、被害者たちを襲っているんだろうか、と考えました。風車が大きくなると、それだけ音源が大きくなって、音の場、エネルギーも大きくなることは分かっています。

是非、低周波測定器で観測して分析図にしてほしいものです。被害の原因が分かります。そして、こんなに空気振動があるやないか、この風車の気圧変動のために、頭痛や目まいに苦しんでいるんやと訴えましょう。抗議もしないで黙っていたら、笑いものにされてそれでおしまいです。

由良町ではそうなりましたけれど、私は今も、苦しみながら亡くなった人たちの言葉を伝えているつもりです。Youtubeに「morio yura」で検索すると谷口さんの話が出てきます。

以下、小林先生とのやり取りです。

由良様  英文の添付ファイルを見ました。これは風車を設計する側の技術問題の計算でしょう。何等かの理由で、風車を停めなければならないとき、どれほどの熱容量のブレーキを備えるべきかの計算だと思います。小さすぎるものだとブレードが止まるまでにブレーキが焼き切れてしまうからです。

今回、由良さんが触れている問題(以下)は下記のように考えます。

由良:私はどうも例の香芝高架橋の低周波発生メカニズムに執着しています。風力発電でも、やはり被害の原因は、鉄塔にあると感じています。羽根、ブレードは、もちろん悪いものですけれど、構造全体の問題だろうと思うのです。

今、私は「風力発電を撤去してくれ」とブログに書き続けています。日本では、どの被害地域でも、被害者は「風力発電を止めてくれ」とは言いません。なぜなんやろうと不思議に思うわけです。

小林:風車からはいろんな低周波が出ています。

1) ブレードがタワーの(風上向き、風下向きのタイプにより)前面か、後面を通過するときに励起されるブレードの自由振動とその高調波成分(3枚羽なら、1回転中に3回起こる)空気振動

2) タワーの脇を吹き抜ける風により起こる乱流(カルマン渦)による空気変動

3) その他の原因による低周波空気振動?

低周波音敏感者といっても何Hzぐらいがつらいかは違いがあるようです。たとえば由良さんは1Hz以下から数Hzぐらいに敏感なのではないかと、これまでの話から私は思っていますが、省エネ家電の低周波に悩まされているTAさんは、商用電源の周波数の数分の1、具体的には30~15Hzぐらいがつらいらしい。

この辺は、同じ低周波音被害者でも、人により(もともと持っていた個性と、その環境でだんだん敏感にさせられた経歴:汐見先生も言われたように、低周波には学習効果があるので)違うようです。由良さんが「風車を止めろ」というよりも「風車を撤去しろ」という方に傾くのは、ブレードとタワ-とでは出ている低周波の周波数が違うからではないでしょうか?

この辺は、ご自分の経験を振り返ってみることで分かるのではありませんか?何らかの理由で、風車が止まっている時でもつらいようなら(風は吹いていることが条件ですが、原因はブレードから出る低周波ではなく、タワーから出るカルマン渦の低周波なのかもしれません。もちろん、両方ともつらいということがあっても不思議ではありませんが。

低周波音被害者は、「低周波がつらい」といっても、何Hzがつらいのか人により差があるわけで(辛さの程度についても)、その辺はお互いに理解しあわないと協力できません。いろんな低周波反対団体があっても、どうもみんな仲がよろしくないらしいのは、この辺に理由があるのではないでしょうか?間違っていると思ったらご批判お願いします。

小林

私もそう思っています。小林先生が低周波測定を行って、被害原因を特定したように、被害者は、あるいは地域の人は、風力発電が出来たことで、いったい低周波(インフラサウンド、生活基盤の音)はどう変化をしたのか、実測してみるべきです。業者や行政の言うことは当てになりません。被害の基準は被害者にあります。みんな、堂々とやろうやないか。ダマされてたらあかんで。

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