軍国主義と風力発電と

特攻隊のこの記事は、これまでに何度目にしたことか。巨大戦艦の写真も、何のための装備だったのか。日本人はいまだに反省も思考することもできないのではないか。『Venona』ヴェノナを読んでみると、あまりの落差に、とても日本人には理解も想像もできなかったことが分かる。

それでも時代を経て、なにか進歩することがあるのかと再度記事に目を通す。何も変わりはしない。日本独特の原理主義なのかと驚くではないか。何の役にも立たないのに、国を挙げて国策に邁進する。まさに砂漠の思想よな。そこには水もなく破壊でしかないのに。対して森林の思想いうのがある。

あれかこれか判断して一方に突き進むのではなく、いろいろ考えあぐねて結局動かない。日本ほど情報に疎くて、判断を間違う国も少ないだろう。マッカーサー元帥が日本に来た時、まるで12歳の少年だ、と言った言葉は聞いておいたほうがよい。さて、再エネ、風力発電の被害も同じ国策による惨禍を見せている。

何の役にも立たないのに、国を挙げて各地に巨大な風力発電を建設している。事業内容も大本営発表なのだから笑わせてくれる。ウソ八百よ。たくさんの被害者が苦しみながら亡くなっていったし、自宅を追われた人も多い。しかし各自治体では「被害はない」と繰り返している。

海外ではたくさんの被害事例や研究報告が出されているのに、「知見は見当たらない」と繰り返している。新聞やテレビでは、絶対に被害の様子は伝えない。風力発電のコマーシャルばかりだ。政治でも行政でも、地球温暖化防止、CO₂削減と繰り返す。カーボンフリーともいう。本当のことは誰も分からない。

確かなのは、石油や石炭の使用量が節約された、という事実はない。電気の使用量は大体同じだから、風力発電の電気なんか、余計な電気でしかないし、実際に使ってはいない。いや、一般の電気を使って風力発電は回っている。これが現実だ。しかし大本営発表では、華々しい戦果を繰り返す。敵の戦艦、空母を次々と撃沈したというのだ。

今ではそれはウソだった、ということが何とか伝えられている。和歌山の田舎の我が家では、早い時期から大本営発表のウソが分かっていた。ウソは嘘でしかないのだ。たぶん全国的にも、知っている人は知っていたと思われる。今回の風力発電の低周波被害でも、汐見先生や、被害者の会の窪田さんだけではないだろう。

各地の被害者が環境省や事業者に抗議しているし、行政に助けを求めている。すべて拒否されて潰されてしまったけどね。それで私一人が、一人でも、自然界にはない卓越した被害成分を持つ低周波が人の健康に著しい影響を与える物理現象、測定結果と、被害者の症状を訴えることになってしまった。

ヨーロッパやアメリカでは、地域の人々が一緒になって風力発電に抗議している。日本だけが情報を遮断されて弾圧、隠ぺいされている。そして地域の人々が被害者を虐待して喜んでいる。この記事にもそんなことが書いてあるじゃないか。由良町の風力発電を撤去してくれ。