風力綺談

産経新聞にヘンな記事がありました。風力発電に注力、そして石炭火力は必要、というのです。アレッ、石炭はCO₂を出すから再エネに転換するとか言ってたんではなかったのか。風力発電は海外で作るのか。洋上風力といっても日本では無理でしょう。日本は小さな島国だし、人口密度が高い。全国、どこにでも人が住んでいる。

しかし風力発電はその地域の住民を恐ろしいまでに変えてしまう。由良町の畑地区では、あれだけの風力被害にあいながらも「風力はワシらのもんや。お前ら関係ない」と怒られたことが何度かあった。被害者でさえ「私たちは風力発電には反対ではありません」と絶叫した。先日、御坊市付近の風力発電計画のことで美浜町の煙樹ガ浜の人たちと世間話をしました。ほとんどの人が風力計画のことを知りませんでした。

知っていても、「具体的に分からない」ということでした。「できたらええやん」という人もいました。そういえば市役所の「配慮書の縦覧」風力説明資料はほとんど人の手の触れていないようなマッサラ(新品)だった。みんな関心がないんだ。というより関心を持ってもらっては困るということか。漁業関係の人はどうなんでしょう。公海ということで、見事に漁業権を避けています。

でも海岸から2㎞程の所に150基もの巨大な風力発電が林立したら気持ち悪くないか。間違いなく風力発電の低周波被害がある。伊方町の漁師さんも被害を受けて亡くなっている。由良町の風力被害を見ていて、低周波被害を受けている人も、そうでない人も、それなりにおかしくなっていると思います。ジャーナリストたちはすぐに気が付いたらしく、身構えていました。そして他の被害地域でも、風力計画があるだけで魔法にかけられてしまっていることを教えてくれました。

たぶん御坊市周辺でも、風力計画のことでとうに催眠術にかかっているのかもしれません。第三者が侵入すると叩き出されるかもな。そんな目にあったジャーナリストが怒り狂っていたことを思い出す。風力発電は、計画が出された時点でパニックになるんだろう。被害者がその後どうなったかは調べれば分かります。殺人事件でした。