15㎞離れても、風力発電の低周波被害がある。

添付記事を見ながら、どうしても先日からのフィンランドの風力被害の記事を言わければと思いました。2/22日、3/2日、3日、11日、12日、と参考文献の連作です。とくに3/11日の『地球物理学誌』Journal of Geophysical Researchの翻訳は、小林先生の力作です。ぜひ見ていただきたい。

添付記事のように、10㎞離せばよいだろう、と、ドンブリ勘定しても意味はない。地球物理学誌には90㎞離れても風車由来の低周波が観測されたと報告している。複数基の風力発電は、その分だけ低周波が増幅されると書いている。日本に、このような調査研究が行われないのは残念で仕方ない。

日本という国は、こんなことでも世界から後れをとっている。風力発電の低周波を観測してはいけないのだそうだ。各大学には文科省から低周波測定機の購入が進められていて、たくさんの設備が整っているのだ。ところが水俣病の時と同じで、その設備を使って有機水銀を測定してはいけないことになっている。

公定法と赤木法。あるのにない、と長年月、主張してきたのだ。風力発電の発する独特な低周波でも、「卓越した被害成分はない」と断定している。私が去年の土木学会で示したように、参照値と、実際の被害とは、エラク離れたものになっている。もともと低周波被害と参照値は関係がないのだ。

空気振動、気圧変動が被害の原因であった。私のページのトップページに記載しています。風力発電は詐欺です。伊豆でも伊方でも、由良町でも、風力発電が建設されるとどういうことになったのか、現実を見れば明らかです。細かいことを説明する必要はないでしょう。由良町の風力発電を止めてください。

たくさんの被害者が苦しんでいる。2/7日のページにある被害者たちのうめき声を聞くがよい。