フィンランドの風力による低周波音問題②

小林先生からフィンランド記事に関する情報をいただきました。

我家での風力被害は、2Hzの所で30dbの音圧差で上下に激しく振動しています。この気圧変動と、受信側の内耳の損傷に至る関係は、それこそ個人の固有の感覚でしかないことが分かります。フィンランドは大平原で人口も少なく、卓越した被害成分が乱されることなく純音で伝播するだろうとの予測があります。

それに対して日本では、地形が複雑で、様々な音源があちこちにあるものです。音が混じりあうと被害成分は分からなくなる、覆いかぶさって、隠されてしまう可能性が大です。

「音の場」によって、同じ音源でも、一概にどうだ、ということができないようです。我家でも、たかだか40dbの被害成分でひどい被害症状に苦しめられることがあります。

それだけ自然な状態では静かな環境だということです。たぶん10dbもない静かなバックグラウンドノイズなんでしょう。低周波被害者になると、そのことがよく分かります。

以下、小林先生からです。

前便にて、「フィンランドの低周波音による健康被害」についての記事の所見を送りましたが、そこには数10㎞も離れても健康問題があるというような驚くべき記述があり、本当か?と感じましたが、前便で見たのは紹介記事なので、紹介文の末尾に掲げられていた文献を見てみました。

フィンランド語なので読めない文献Ref2もありましたが、Ref1,3,4,5は少なくとも概要は理解できました。その結果、文献の著者らはちゃんと計測していると推測でき、風力による低周波音が数10㎞以上でも検出できるといっています。

これは権威のある学会誌(JGR:地球物理学では権威があるが、健康問題は専門ではない:などに載っている論文もあるので)嘘ではないと思われますが、ただ留意すべき点は、その検出された微弱な低周波音が、果たして健康問題を引き起こすかどうかということまではわからないのではないかと思います。

もう少し検討が必要です。参考のため、前便を下にコピーしておきます。

小林

由良さんの送ってくれたフィンランドの記事の原典はこれです:

https://stopthesethings.com/2019/02/01/home-wreckers-finnish-study-finds-win
d-turbine-infrasound-unsafe-for-residents-living-within-15-km/comment-page-1

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https://stopthesethings.

文章をざっと読んでみましたが、このサイトの英文をほぼ全訳していますので、とくに付け加える点はありません。ただし、スペースを節約したのか、図と図説を省力しているので、そこだけとりだして紹介しておくと

図1:黄色で囲まれている地域では風力発電からの低周波音が連続的である。これはフィンランドのオウル州にある。

図2:低周波音が連続的か、しばしば継続的な地域での症状(風力発電所から15㎞以内)およびより遠方(15㎞以上)の症状

棒グラフに下:左側は、ほとんど連続的 右側は、まれに図中の右側凡例:灰色:とくに症状なし;黄色:ゆるやか;黄色だいだい:症状悪い;黄色:作業能力低下;赤:深刻な健康状態

従来の所説と違っているのは、15~20㎞もの範囲で影響が出るといっている点です。これは紹介記事なので、信ぴょう性は研究論文を見ないと分かりませんが、ちゃんと調査しているらしいので、たぶん嘘ではないでしょう。
セットバックをどれだけとればいいか研究している人は日本にもいますが、こんなことが本当だとしたら腰を抜かすでしょう。

文章の末尾に参考文献が載っているので、英文であれば読めるかもしれません。

小林

フィンランドの風力による健康被害・文献要旨 (1)

 

 

 

 

 

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