鎖国と管理社会と

5/19日の産経新聞記事です。すごい管理の厳しさが書かれています。

私は親から引き継いだ駅前アパートの管理人をしています。最近、空室が多いので、日本人や外国人の短期利用も併用しています。といっても年に数回のことです。

行政としては、ある程度の把握は必要でしょう。しかしやり過ぎはいけません。このような強権発動で何をしようとしているのか。

以前、タイや台湾などから来た学生たちが御坊警察から高圧的な取り調べを受けたことがありました。彼女たちの中には泣いて「ひどいじゃないか!」と私に訴えた人もいました。

ところがアメリカ人のインテリさんになると、「私に用があるならアメリカ大使館を通じて話してくれ。日本の警察に従う義務はない」として、そのまま終わりになったそうです。

もちろん私は正直に、タイや台湾は小さな国だからバカにして権力をふるって喜んでいるんだよ、と答えました。そしてアメリカは大きくて怖いから何も言えないんだ。それが日本人の正体です。悲しいけどね、といいました。

今回の民泊規制、取り締まりでは、私のような地味な経営に対しても排除、弾圧されることになりました。前ページで書いたように、御坊保健所では私を犯罪者だと繰り返すのです。

風力発電被害のことがあるので、私は特別扱いかもしれません。近年、これだけ大量の外国人が来日して国際化が進んでいるのに、地方のすそ野に暮らす私にまで外国人禁止令を強制するか。

NHK大河ドラマでやっている安政の大獄やね。スペインの巡礼の道、サンティアゴ・デ・コポステーラのように、熊野街道にもたくさんの人々が訪れています。

その熊野街道の山々には、たくさんの風力発電が建設されています。私はそれを異様な風景だと思っています。行政、政治や環境運動家たちは何も感じないのが不思議です。

日本が戦争を止められなかったように、ドイツがホロコーストを止められなかったように、誰が止めたのか、強力な歯止めと転換が必要です。