怖い本が出ました。

怖いもの見たさに、つい買ってしまいました。

風力発電の低周波被害です。小さなオモチャの様な風力発電機なのに、住宅地に隣接してたくさん設置すると、結局同じ被害が出るんですね。

被害症状は、そのものズバリです。谷口さんが生きていれば、すぐにでも飛んで行ったのにと思いました。

よほど辛いことがあったんでしょう。本として出版しているのですが、エラクこなれています。何か事情がありそうです。ま、事情がなければこんな本は書かないでしょうけど。

結局、低周波被害を受けて引っ越しましたよ、ということらしいのです。

しかし、その間、沸々と熟成するものがあったんでしょう。単なる勇気でもないし、正義感でもない。

「風力発電の被害」とは何か。被害の本質に迫る言葉があちこちに感じられました。コケにされたんだよね。

VEフランクルの『夜と霧』を思い出す。生きて出られただけよかったじゃないか。

各地の被害地では、被害者はなぶりものにされて笑いものにされて殺されているのだから。残酷さはホロコーストさながらよ。

風力発電の被害を受けて「これは」と感じて本を書いたのは私に続いて2冊目か。

これから次の人が出てくるのか。ジャーナリストは何も書かないから、被害者はなけなしの金をはたいて、苦悩のどん底で人間否定の体験を言葉にするのか。