小さな声からでしたが、確かな広がりと結果が表れてきました。

風力発電の被害  多くの人が苦しんでいます。

今年、平成25年の7月、日高町と由良町の間の山々に建設が計画されていた風力発電所が中止、撤退することになりました。(池田区と阿戸区の間の山々です。)

日高町は、これまで志賀区、方杭区、小浦区などで、建設計画は中止と決定されてきました。

日高町では、風力発電の建設に賛成した地区はありません。

由良町でも、去年、平成24年9月に、風力発電業者が、池田区との間の建設計画について住民説明会を開きましたが、途中で怒声が飛び交う中、大半の人が退席してしまうという、惨憺たる有様でした。

夜7時の説明会には、100人以上の地域の人々が集まりました。

関心の高さが分ります。

新聞に大きく取り上げられました。

「健康被害が生じる可能性は極めて少ない」という結論に対して、地域の人々は、本当に怒りの声を上げました。

聞いている私が怖いほど、真剣な訴えでした。

地域の人々は、皆さん同様に被害の実態を知っています。

「風車の近くへ行ったら、ゴーッ、ゴォーッ、と鳴ってらの ! 」

「頭の痛い人もあるらしいやないか」

「誰でも調子悪りなるで」

隣の地区のことなんです。里地区や南地区からも風車はよく見えます。友達もいるだろうし、付き合いもあることでしょう。内緒に出来ることではありません。

被害はないと言っている人は、何か事情があるんでしょう。

今年の7月に池田地区で行われた住民投票の結果は、どのような内容だったんでしょうか。

由良町が把握している概略を教えてください。

由良町で起こっている風力発電の被害を見て、日高町と由良町の間の山々には、風力発電が建設されることは、もうないでしょう。

これは、この1年余りの期間に起こった事実です。

先日、広川町の西広地区に建設されている1.500kw,1基を視察してきました。

母親の実家が、近くにありまして、あらかじめ被害の事情は聞いていました。

たったの1基ですが、民家が近いのと、山々が入り組んだ地形の複雑さで、騒音、低周波音で、うるさくてかなわん、という話を聞きました。

それで今は、夜10時から、朝6時までは風車を止めているそうです。

また、風車の回転数も半分にして、ゆっくり回すようにしたそうです。

それでも、風車の回転音や機械音、低周波音による気持ち悪い響きは伝わってきます。

農家のある人が、自虐的に私に話してくれました。由良町でも、夜に止めたらよい。早く回さないで、制御して、ゆっくり回すようにしたらよい、と。広川町の対策を勧めるように言いました。

効果は、あった、といいます。

建具のガタつく音や、振動は少なくなったし、小さくもなった。

風のある日は、やはり音がうるさい。ゆっくり回すことによって、大分、被害が違うようになったと思う、ということでした。

風力発電の経営は、大赤字だろう、ということも聞きました。

どれだけの発電量があって、どれだけ売電の実績、利益が上がっているのか、誰も知らない。という事も分りました。

何のために広川町が、風力発電をやっているのかも分らないそうです。

私などは、経営、環境を考えてみれば、大赤字で、周辺の住民に公害を撒き散らす風力発電など、撤去すればよいのに、と考えてしまいます。

この広川町の風力発電所1.500kw,1基の現場から、由良町と広川町の間の山々に建設された1000kw,16基が一望に、本当によく見渡せます。

西広の民家が国道に沿って、立ち並んでいます。

麓の百姓屋に行ってみると、やはり騒音、機械音が響いていました。風の強い日は、うるさいそうです。

住民の人からは、誰に苦情を言ってよいか、わからない。あれだけのことをして、今更、どうにもならないだろう、と顔をしかめていました。

「あんなこと、して ! 」と真剣に怒っている人もいました。

16基の風力発電のさらに西側には、2000kw,5基の大きな風力発電が見えます。海に面しているためか、三尾川地区の風力発電の影響はあまりないそうです。

由良町の畑地区では、三尾川に5基の風力発電ができたことによって、一気に被害が大きくなったこととは対照的です。

由良谷よりも平野部が広くて、海に面して大きく開けている地形が、音を発散させているんでしょう。

由良谷の畑地区や中地区では、一つの谷に、3つも4つも風力発電を仰ぎ見る有様です。影響する度合い、程度が違いました。

しかし、この日、10人ほどの人に状況をお聞きしながら、私は考えました。

なぜ、当初から被害があると分っていながら、あえて風力発電を建設したのか、ということでした。

というのも、これから風力発電が建設されるという地域の人がたくさん来て、風車の被害に付いて、お訊ねがあったそうです。

「まさか自分たちの身に、こんな被害が起こるなど、思ってもみなかった。風の強い日に来て、体感してみて下さい」ということでした。

広川町では、すぐに夜間停止にして、回転数を半減していました。

これは、周辺地域の人なら誰でも知っていることです。繰り返しますが、被害があるから、一つの対応として、夜間の運転を止めた、ということです。

由良町の風力発電の被害は、既に、全国で有数の被害地として知られています。

和歌山県議会の一般質問でも、雑賀光夫議員、藤本眞利子議員が、由良町の被害を訴えました。早急な調査、対策を求めました。

国会でも、参議院会館において、由良町の被害が報告されて、風力発電による被害の苦しみが訴えられました。

今、流行のインターネットでは、Iホーン、Iパッドのような小さな端末でも、『風力発電の被害』と押せば、すぐに由良町の被害の様子が、状況が出てきます。

これまでの新聞記事、被害者たちの訴えが、たくさん記載されて出てきます。

もはや、基準がない、とか、関連が分らない、とか、無視できる状況ではありません。

日高町の人たち、里地区の人たちは、この被害の実態を知っているからこそ、風力発電の建設に反対したのです。

これ以上、被害者の人々を無視することは、倫理への冒瀆です。恥ずべきことです。

風力発電のある地域の人々が、頭痛や目まい、吐き気や疲労感で苦しんでいます。

すぐに風力発電を止めてください。人道上の問題です。

 

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