懲罰動議はたいへん光栄なこと

「日吉フミコ闘いの記録」を読んでみました。すでにプレミアが付いているのか、少し高くつきましたけれど久しぶりに熱中して一日中読みふけりました。

私も二十数回の懲罰委員会、懲罰議会で散々弾圧されましたので、彼女の懲罰の場面には息を凝らしました。(なんや前例があったんや、私のことが書いてある)

この本は水俣市議会の議事録とエピソードで構成されています。議事録なんて普通は退屈な答弁の繰り返しですが、こればかりは感動の連続でした。
人間は、これほど悪くなれるのだと感心します。由良町議会と同じです。

彼女は懲罰動議に、こう言います。「たいへん光栄なことです」と。

私も懲罰を課せられた時、名誉の勲章だ、と周囲から言われたものでした。私は元々気の小さな内気なタイプです。
大変なことでした。畑地区の谷口さんは、その時の陳謝文を亡くなる時までキッチンの冷蔵庫の扉に貼っていました。(「由良守生、風力発電」で検索すると、画像の欄にあります)

風力発電の低周波被害では、たくさんの被害者が人生を破壊されて、苦しみながら死んでいきました。
被害者は、風力発電が悪いことを知っています。しかし、私の他は、誰一人として「風力発電反対」と言うことができませんでした。むしろ私を嫌い排除しました。

汐見先生や窪田泰氏も同じ迫害にあいました。低周波被害に遭うと、被害者は不安になり、頭痛や吐き気など様々な症状に苦しみます。
田舎社会のことですから、100人中、2人か3人の被害確率では、誰も理解はしてくれません。

その地域独特の差別の対象にされます。そのように仕組まれます。蔑視、無視、誹謗、嫌がらせが被害者を襲います。
低周波被害は頭をやられますから区長や元校長などに優しく諭されると簡単に屈服します。そして性格が変わっていきます。その過程が辛く苦しいようです。

私はそれらの人とは違いました。山口県平生町の大田幸生さんもそうでした。何度も怒りの言葉をやり取りしました。

低周波被害を受けてヘンになった人はもう元には戻りません。話していて、薄っぺらな人、ロボットのようになる、とかつて支援者の人たちは表現しました。
これからも風力発電が建設されると、そのような被害者が出て、死んでいくか、それとも逃げ゛出すことになります。

地域社会からは迫害されます。口汚く罵られます。そのように管理されるのです。日吉フミコの本にも、同じことが書かれています。

私はこれまで6年間、一般質問で24回の抗議をしてきました。由良町議会に、味方になる人は誰もいませんでした。

しかし、ここに教科書のように議事録が用意されています。時代や社会背景は違いますが、人の本質は変わりません。
地位や利権を得るために被害に苦しむ者を弾圧する構図は同じです。

風力発電は詐欺事業です。たくさんの被害があるのに隠ぺいしています。新聞社の加害者責任は大きく許せるものではありません。地域では「このことは言ってはならない」とかタブーとしています。国家的な犯罪です。

是非、風力発電の反対運動に協力してください。由良町の風力発電の撤去に協力してください。