6月議会一般質問の概要です。

風力発電の被害

今回も、風力発電の建設、稼動による健康被害、経済被害について、質問を致します。平成23年12月議会より、私は、この問題について問い続けてきました。

何も分らないことからの被害報告でした。不勉強な私ですが、少しずつ、新しい事実、出来事にも気が付くようになりました。

問題点別に質問します。

<問題点①> 土地の評価が下落しました。

特に、別荘地として、リゾート用地には致命的なダメージを与えています。

大阪から2時間。ひなびた農村、漁村の風景が残る由良町です。

約1km離れた山頂に巨大な風車が回っています。騒音は誰でも感じることができます。条件により、低周波音を感じるようになった人であれば、いたたまれないです。

自然豊かな風景に、巨大風車の稼動はミスマッチです。

繰り返しますが、観光事業を目玉にしている由良町としては、信じられないミステークだと思います。保養やレジャーを楽しむ人を受け付けない施策は、町にとって、大きな損失です。

一般住民にとっても、騒音や低周波音被害のある地域であれば、多くの人は資産の下落を感じています。

目の前で、大きな風力発電の三枚羽の風車が回っている。それだけで、目が回るような、いら立たしさに苦しむ人がたくさんいます。由良町を訪れる人たちと話すと、低周波音被害がなくとも、騒音被害がなくとも、常に、目の前で風車が回っていると、気持ちが落ち着かないそうです。

由良町は、観光や保養を目的に来る人々を、風力発電で拒絶しています。大きな損害をこうむっています。風力発電の周辺の住民が、大きな経済的損失をこうむっているのです。

<問題点②> 低周波音の被害について

風力発電には、たくさんの被害報告があります。個人差があって当たり前なんです。目まいのする人、頭痛のする人、首が痛い人、様々です。風邪引きの症状にも、いろいろと、個人差があるのと同じです。タクシーに乗って、酔う人、酔わない人、個人差があるんです。特殊な感性、感覚ではありません。特別な人だけが、低周波音被害に遭うんではないのです。

前回、3月議会での答弁について、地域の人たちから、たくさんの声をいただきました。

その一つに、「低周波音は、冷蔵庫やクーラーなどからも発生するが、風力発電の低周波音と区別することは出来るのか。」というものでした。答えは、風力発電には、独特の周波数パターンがあり、他の音源とは明確に区別できます。電車の音と、自動車の音が違うようなものです。冷蔵庫やクーラーが音を立ててうるさい、とか、頭が痛い、とか言って、人々が騒ぎ立てることはありません。

なぜ、事業者の説明会で、多くの人々が抗議の声を上げ、騒音被害や低周波音の被害を訴えているのかを、真摯に受け止めていただきたい。

低周波音の測定については、日弁連、公害対策環境保全委員会が重大な提言をしています。2013年4月号、「自由と正義」に記載されています。冊子には、低周波音の測定方法に問題があると指摘しています。

「A特性、G特性という表現、測定値で、音圧に補正がなされて、音圧減少して、表記されている。」との指摘です。(実際の音圧を補正により、過小評価されているのです。)

その結果、低周波音域に、卓越した周波数があるかどうか、分りにくいグラフと成ります。従来のマニュアルを維持したままでは、低周波音の実態はつかめないのです。

私が実際に、低周波音の測定器で測定してみても、風力発電の低周波は、1~2秒間に、激しい数値振動を表示します。約20dbのアップ・ダウンを繰り返します。これを平均化して、フラットにして表示すれば、激しい衝撃波は、表現されません。

低周波音被害は、低周波音というストレスを原因とする自律神経失調症です。

これまで手引書にしても、参照値にしても、音響工学的な対応でした。実際の被害は、低周波音により、急性の被害者も、慢性の被害者も、言葉では、言い表せない苦しみに陥っています。

行政として、協定書がある、なしに関わらず、関連が分る、分らないに関わらす、多くの町民が苦しんでいる現実を直視すべきです。

日弁連の報告書では、医師が参加した疫学調査の実施を求めています。人道上、我々の道徳が問われています。

平成24年4月5日には、日弁連の公害環境委員会の低周波音問題プロジェクトチームメンバー、弁護士4名が、由良町に来て、現地状況を視察しています。

また、リスク、という言葉にも多くの意見がありました。

被害者にとって、「では、このリスクに対して、どのように対応してくれるのか。」というものです。

由良町に古くから住む生活者は、「リスクという言葉」だけで、苦しみに満ちた毎日を過ごさなければならないのか。「何の救済もされずに無視されるのか。」という意見でした。

平成25年5月15日に、和歌山県の環境管理課の人に聞いたことですが、「日本気象協会が由良町で測定した低周波音の測定記録の中には、風力発電によると思われる超低周波音が観測されている。」ということでした。

そして、日本気象協会が由良町で測定した結果の総論の所に記載されている「一般的な住宅内における低周波音レベルと変わらない」という結論にはならない、と教えていただきました。

これまでの町長答弁とは違います。

町長答弁において「事業者がないと言っている」というのは、「日本気象協会が判断する資格がなく、判断してはならない事」なのです。

このことは、「2月県議会」の県担当者は「日本気象協会は測定業者です。」と答弁し「健康に影響はない、などと住民に説明する立場にない。」ことを明確にしています。この点について、これまでの答弁を踏まえて、説明を求めたいと思います。

<問題点③> 由良町の農業者の低周波音の被害について

次に、農業をしている人たちから聞いた話です。稲作、田植えが始まると、お百姓さんは、あちこちで共同作業をするようになります。草刈、溝掃除、水引き、いろんな作業を共同で助け合って、年中行事として、米作りをしています。

今年は特に、農作業が辛い、辛んどい、という話をよく聞きました。体調が悪い。年のせいか、仕事にならない、と悲鳴のような声を聞きました。脳梗塞になって、倒れた人も何人かいました。

風力発電の低周波音により、被害を受けて自覚をしている人は、もちろんですが、自覚のない人も、理由の分からない疲労感に苦しんでいます。本人は、低周波音によるストレスを受けているとは想像もしていないことと思います。

様々な症状が出てきます。本人にとって、自覚もなく、原因も分らず、苦しい、辛んどい、という症状だけが出てくるようです。

早くから低周波音の被害にあっている住民は、明らかに、原因は風力発電による低周波音であると理解しています。

このような個人の被害を積み重ねて、地域社会として、見渡すと、取り返しのつかない疲弊に陥っていると思います。政治・行政の失政です。

住民の福祉のために、楽しく、豊かに暮らすために、政治や行政があります。由良町民の身体的苦しみの原因を徹底解明するために、由良町として、様々な調査を繰り返し、実施すべきです。

この点について、町長の見解をお願いします。

<問題点④> 県行政に対して保健師や保健所の積極的な由良町民の健康調査を強く要請すべきです。

由良町民の前述のような苦しむ住民たちの訴えを無視しないでもらいたい。事業者の側に立ったものではなく、住民の健康に軸足を置いた、住民のための、医師による被害調査が必要です。

由良町として、県行政に対して、保健師や保健所の積極的な由良町民の健康調査を強く要請すべきです。

人道上、ひどい仕打ちであり、風力発電の被害者は、毎日、終わりのない苦しみに、苦しさに、苦しんでいます。由良町が、積極的にあらゆる努力を行わないならば、この上に、さらに、人災を与え続けている事になってることを理解して下さい。

出来るだけ早急に、救済を求めます。

以上の4点について、町長の見解をお願い致します。

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